レビュー一覧

高校生の時、中学生の時読めてたらまた何かが変わったかもしれないなーと思いながら読んでました。

年頃の子も　そんな年頃の子をもつ親にも学校の先生にも読んでもらいたい　優しくてわかりやすくて　受け取りやすく書かれています　絵も内容に似合った穏やかな画風で　日常を感じさせてくれます　若い頃に出会いたかった

Renta!のトップページで気になったのであらすじを読んで試し読みもして購入。とても印象にのこる漫画で、高校生の初々しさやフィクションの良さを残しつつ問題提起もする所に惹かれました。絵も素朴なのですが内容にとても似合っていて素敵です。星5つでないのは、つづきが気になって来年まで待つのがつらいからです。

表紙とタイトルが気になって、試し読みして続きが気になってそのまま最後まで読みました。「NO」はそのことに対して自分は嫌だという意思表示で、“それをしたり話したりした人のことを嫌い”とイコールではないということ。そっかそーだよなと今更ながら気付かされた。その人のことも全否定してしまいがちだったりするから。“自分はどうしたいか”と考えて行動すること、“相手の気持ちはどうかな”と気にかけることの大切さや自分の想いを言葉にして相手と対話することによって進む関係性があるということ、主人公のつばさだけじゃなく周りの人達のエピソードも交えて話が進んでいくので色んな角度から考えることができて、すーっと心と体に入ってきました。周りにオススメしたくなるし、感想を話し合いたくなる作品です。

まさに今、私が読みたかった本。多様性が大事と言われるけれど、どんなふうに自分が大事にしたいのかはそれぞれ違う。それをフラットに言語化するのってとても難しいけど、このお話が代わりに代弁してくれるので、スイスイ飲みたくなって、あっという間に読み終えました。続きも気になります。

評価が高いので私の感覚がおかしいのかもしれませんが、あまりにご都合主義で面白さが分かりませんでした。猥談が嫌いな男子も現実味がないし、子供への性教育のために『あなたの性的指向が〜』と枕詞をおくほど思想の強い母親が仕事でキャリアを築けるとも思えない。むしろ家族が社会的に評価されなかったり、主人公が失恋したりしながら、それでも自分達の思想の正しさを認識していく姿を描いて欲しかった。

リアルにありそうなお話しで引き込まれました。大きな事件とかはないけれど、正反対なのにピッタリな二人の世界観が良かったです。

主人公が自分の意見をしっかり待ち、人の意見に左右されないところに好感を持った。だからと言って人の意見を否定するでもなく…こんな人間になりたかった。

いろんな人の背中を押す作品だと思いました

学生時代にこの本に出会いたかったなと思いました。