レンタル51万冊以上、購入135万冊以上配信中!
指定したジャンルは検索結果に表示されません
年齢確認
本書には、ごくごくありふれた都市伝説をモチーフにした話が多く収められている。そこには、大人に手を引かれて「よく知っている道」を通るような気安さがある。しかし、ふと我に返るといつの間にか「知らない道」を歩かされている。それに気づいてしまった時の不安感、薄気味の悪さ。 呪みちる氏はあまり作品を出さない寡作家だが、その手腕は本物である。絵は洗練されていながらもどこか泥臭さを備えており、その真髄はとくに、気色悪いシーンにおける凄まじい描き込み量において遺憾なく発揮されている。 また、本当に優れたホラーというのは、瞬時に肌の粟立ちを生じさせる「本能的な恐怖」と、想像するほどにじわじわと体を這い上ってくるような「理性的な恐怖」の、どちらに偏り過ぎても成立しないものであるが、呪みちる氏はその種類の違う恐怖感の微妙なブレンド具合にとくに注意を払っている作家だと思われる。ホラー作品は往々にして感情に訴えかける部分のみが大きくなり過ぎるきらいがあるものだが、呪みちるの場合は、怪しくも説得力のある現実に即した「理詰め」によって恐怖をより生々しく感じさせる術をも体得しており、その部分がこの作家独特の味にもなっていたりする。また、理性的に突き放している部分があるからこそ、こてこてにホラーな展開の中にもどこかニヤリと笑えてしまうような妙なユーモアが感じられ、それも一種の醍醐味となっている。 収録されている全ての作品が必ず怖いとか成功を収めているとは言わないが、呪みちる氏が恐怖漫画をこよなく愛し、また、志を高く持って、新たな恐怖や不安のシチュエーションや描写を貪欲に追求し続けている事を、確かに感じさせられる。これらの作品群がチケット最低1枚から鑑賞できるのは本当に安い。ホラーを愛する人にお勧めである。
凄いです。こんな作家さんがいらしたのですね。昭和の懐かしさと共にゾッとする短編を堪能しました。絵も完璧に近いと思います。自分が小学生の頃に騒いでいた「噂」の真相・・・ではないですが、当時は曖昧なまま知りえなかった噂の奥まで知ることができる感じでワクワクします。かなり重いので、不慣れな方は覚悟した方が良いかもです。でも価値ある作品集だと思います!
面白かった!よくある都市伝説ものと思ったのですが、どの作品も独特のオチがあって楽しめます。女の子が可愛い分、グロさが引き立っていて、チケット一枚ならお得だと思います。
絵はしっかりしてるし、話も面白いと思います。内容は都市伝説をベースにしたものが何個かありましたが、「そのまま」ではないので都市伝説系が好きな人は読んでみると良いかも。他の作品も読んでみたい。ところでコーラの原料に◯◯を使うって、実際には可能なんでしょうか…?採算はとれるのか? 目録:スケスケメガネ伝説/口裂け女あらわる!/黒い清涼飲料水/だるま女の話/タイヤ/ヌガーの少女/ウジ女/3本足の人形/復讐の人面疽/地獄をのぞく鏡/魔食
一癖あるホラー。絵柄もレトロを感じさせながら今読んでも十分楽しめました。書籍版は手に入りそうにないので、ここで読めて良かったです。
小学生ぐらいの時に読んだら多分めちゃくちゃ怖くなったんだろうなと思います。懐かしい感じです。
呪先生の描く恐怖漫画は他のものにはないものがあります。都市伝説だけでなく実際に起こったと噂される事件を元にした短編などがありドキッとします。描き込み量も申し分なく確実にページ数分を上回る読了感を得られると思います。ホラー漫画が好きな方は買って後悔しない筈!
怖さおぞましさストーリー性オチの意外性と全てが高いレベルにある呪みちるが都市伝説をテーマに描いた傑作!ホラー漫画が好きなら絶対に満足出来ます
グジオ、可哀そうかなどれも面白い、最近こういうのないから寂しいな
都市伝説の漫画でこれだけの恐怖を味わえるのは、最高の幸せです。内容と絵がこれほどマッチしているのは一流の仕事です。楽しく読めせていただきました。
レビューを表示する
本書には、ごくごくありふれた都市伝説をモチーフにした話が多く収められている。そこには、大人に手を引かれて「よく知っている道」を通るような気安さがある。しかし、ふと我に返るといつの間にか「知らない道」を歩かされている。それに気づいてしまった時の不安感、薄気味の悪さ。 呪みちる氏はあまり作品を出さない寡作家だが、その手腕は本物である。絵は洗練されていながらもどこか泥臭さを備えており、その真髄はとくに、気色悪いシーンにおける凄まじい描き込み量において遺憾なく発揮されている。 また、本当に優れたホラーというのは、瞬時に肌の粟立ちを生じさせる「本能的な恐怖」と、想像するほどにじわじわと体を這い上ってくるような「理性的な恐怖」の、どちらに偏り過ぎても成立しないものであるが、呪みちる氏はその種類の違う恐怖感の微妙なブレンド具合にとくに注意を払っている作家だと思われる。ホラー作品は往々にして感情に訴えかける部分のみが大きくなり過ぎるきらいがあるものだが、呪みちるの場合は、怪しくも説得力のある現実に即した「理詰め」によって恐怖をより生々しく感じさせる術をも体得しており、その部分がこの作家独特の味にもなっていたりする。また、理性的に突き放している部分があるからこそ、こてこてにホラーな展開の中にもどこかニヤリと笑えてしまうような妙なユーモアが感じられ、それも一種の醍醐味となっている。 収録されている全ての作品が必ず怖いとか成功を収めているとは言わないが、呪みちる氏が恐怖漫画をこよなく愛し、また、志を高く持って、新たな恐怖や不安のシチュエーションや描写を貪欲に追求し続けている事を、確かに感じさせられる。これらの作品群がチケット最低1枚から鑑賞できるのは本当に安い。ホラーを愛する人にお勧めである。