レビュー一覧

松岡圭祐のミステリー小説のコミカライズである。作家である松岡圭祐が、出版界の闇 特に問題となる「盗作問題」をテーマにしているだけに、ストーリー展開はとても面白い。ミステリーとしてもなかなかのものだと思う。逆に、動きやアクションシーンがないだけに、コミカライズのメリットがあまり感じられない。

怖い。出版業界怖いよ。闇のごった煮だね…と思わされるストーリー。だからこそ面白いんですけど。主役の一発屋ラノベ作家が尊敬するベストセラー作家と対談して新刊に帯書いて貰ったという理由でパクリ騒動の真相を追い掛けノンフィクション本を書くお話です。終始不穏な空気感。金○一だったらこの子知りすぎて殺されるんじゃない？って役どころ。一巻は一話のカラーページにたどり着いたところで終わります。続きめちゃくちゃ気になる。