レビュー一覧

子どもの頃からの親友との間の、恋する気持ちに向き合って、新しい関係をひらこうかやめようかと迷いながらも求め合う2人が、過去のもう1人との関係も絡めながら、互いの関係を振り返り、今の相手を見つめ、思いを深めていく様子を丁寧に描きます。それが退屈でなく、温かな気持ちになるのは、技量でしょうか。最後のヒーローの告白が積極性不足なのが残念。自分の勘違いでひどい別れ方をしてしまったんですから、ヒロインの友達を使ってヒロインが来るように仕向けるなんてしないで、自分からヒロインを迎えに行って求愛するところじゃないでしょうか。ロマンス小説ですから、ヒーローに積極的に求められるところがあった方がいいと思います。

笑い有り、苦悩有りのお話です(^-^)男女の親友が、実は最初から惹かれ合い、絆と友情、信頼と愛情を培います(*^^*)とは言え、出会った頃はそんな意識もお互いに低く、頼れて信頼出来て…という間柄でしか思えない状態でした(^_^;)けど、ヒーローの親友にヒロインを盗られ、二人が同棲し別離し、ヒロインがアメリカに移住してしまった後も、故郷と友情の架け橋という意味で、ヒロインにとって大事な存在で、ヒーローにとって大事な親友以上の想いを抱きながらも、側に居て欲しい仲間でした(*^^*) やがて帰国し、ヒーローの家で同居し、世間にカップルと見なされる様になって異性を意識するヒロイン。長い二人の歴史のいくつかを紐解きながら明かされてゆくお互いへの、親友以上の想い。二人やヒロインの友人達と交わされるテンポの良いユーモアの有る会話に惹き付けられ、吹き出す事も…(^O^) 友情を壊す危険に怯えながらも、お互いに感じる性的な感情にやがて二人は…(^-^) 二人の歴史と現在を上手に話を織り混ぜて、魅力的な二人の、ステキなお話だと思います(^-^)/