レビュー一覧

物語は素敵だし、ヒロインや祖父の家族への気持ちが強いのも心に来ます。しかしヒーロー。お前なにもしてない！　ヒロインと恋に落ちて、でもそれには裏があり、それがバレてうんぬん、なよくあるストーリーですが、最後にまとまる・・・はずなんじゃけど、ヒーロー、努力はなにもしてません。自分で後悔して戒めてさみしそうにしてるのを上司に押されて動いただけ・・・なんだかなぁ。そんなヘタレでいいの。ヒロイン。

展開はありがちですが情景の描写が細やかでとても雰囲気があります。テーマは積み重ねる愛というより刹那的に燃え上がる恋でラブシーンが多めですが、最初の方に二人で手をつないで浜辺を歩くシーンを印象的に使って心情描写を深めてるのが気に入りました。花津さんが手がけた作品はコミカルやほんわか系が多いような気がしますが、こういう情熱的なものもうまく仕上げられるんだなあと感心しました。

男女の恋愛だけでなく家族愛もテーマにした作品です。主人公のお祖父さんが素晴らしい人でした。本当にハッピーエンドで良かったです。ただヒロインが孫だと告白するシーンのヒーローが冷たすぎる感じがしたので☆マイナスひとつにさせていだきました(>_<)お話し事態はうるっと来たんですけどね！

前の人のレビューで納得。なんかモヤモヤしたものがあったのですが、ヒーローが何もしていなかったからか。互いに惹かれているのはわかっていたのですが、思うだけじゃねえ&#12316;。アクションがないと女としては物足りないかな。

切ないです。思い出だけで生きていけるように。と、刹那の愛に溺れるヒロインが切ないです。ヒーローはあまりにも恩義に忠実過ぎて自分の命さえ自分の物ではないと思っているような人です。お祖父さんの後押しが無ければ死ぬまでヒロインの所には行かなかったでしょう。だけどお祖父さん、ヒロインにヒーローのお母さんのことをべらべら話すのはどうかと思います。そこは酷いと思いました。

ちょっと重ためのストーリーです。ヒロインは隠し事が有りながらも、自分の気持ちをしっかり伝えてるし、とても優しい人ですが、ヒーローは…。結局自分から必死にはならなかった。☆5にしたいくらいのストーリーなのに、ヒーローが残念。

ヒロインは祖父に近づくためにパーティーに出るとヒーローに阻止されてしまいます。ヒーローはヒロイン祖父の為なら命も辞さないほどでそれほどの恩義を感じているんですね。お互い目的があって近づいたはずが、急激に惹かれあってしまいます。ヒロインと祖父の対面シーンでは祖父がヒロインを孫だと思っているのにまだ疑うヒーロー。まだ見ぬ娘がアルツハイマーと知ってショックを受けたところに事故の知らせがきて、会いに行ったけど目を覚ますことなく亡くなってしまいおじいさんの悲しみは相当だったでしょう。ヒロインの悲しみも相当でした。心配するヒーローがヒロインに「あなたがいると辛いから帰って」的な事を言われ、本当に帰っちゃいました。え？それでもいてあげる気は無いのか？ヒロイン祖父の後押しが無かったらどうしたんだろ？ちょっと残念なヒーローです。

ストーリーとしては、ありがち？なところですが、映画のような絵の展開で進んで、とても読んでいて感動しました。花津さんの力量ですね。…なぜヒロインの祖母が一緒にギリシャに行かなかったのかな？。

いつわりの微笑と言う題名から想像できない内容でした。何か大人のための愛の物語りとでも言えばよのでしょうか。サンプルを読んでその先の展開、そしてラストがどうしても読みたくなった作品です。

サンプルではヒロインの思惑が判らず、ヒーローと簡単に恋に落ちるし、、、、と思いましたが最後まで読んでウルウルしました。重いモノだった。ヒロインは辛かったでしょう。こういう話は危篤状態でも少し意識を取り戻して、感動の対面とか作りますよね。でも残念ながらそれもなく親子は死に別れる。ヒーローは仕事に忠実だけどあれだけ怪しんでいたらDNA検査とか提案すれば良かったのでは？それまでもこういう手合いがあるなら、孫娘だというヒロインにそれをさせるべきだった。酷い言葉で傷つけるのは好くない！赤いアネモネがステキでした。愛を象徴するのはたいてい薔薇なんだもの。