レビュー一覧

原作が結構好きなので借りてみましたが、ページが足りないのか、二人の動機が分かりづらくなっています。原作は女の子の成長ものとして読めました。「あなたはキャット・ジョーンズを破滅させたわ。だから私はキャットでいることをやめたのよ。」「無知で無学だということと、ずっとそのままでいたいと思うことは違うでしょう。」という台詞があるのですが、とても強い、自制された女の子の台詞です。ヒーローは彼女の強さに惹かれているはずですが、最初頃はその気持ちが何なのか全く分かっていません。物珍しさから束の間の関係を結ぼうとしますが思ったようにいかず復讐。ヒロインはそれをバネに大きく成長します。好ましいのは、成長したヒロインが単にお金持ちの男性と結婚しようとしているのではなく、家族を求めてバックボーンのしっかりした男性を選ぼうとしているところ。これはヒロインの生い立ちにも深く関係しています。絵柄がとても好みなので、★４つとしましたが、原作を読んでいなかったら★３つでしょう。

立ち読みで気になったので購入したが、うーん今一つ！かなりひどいことされているのに簡単にヒーロー許していいのか？納得がいかんぞ！

ヒロインのファッションを含めてストーリーも、ほぼ原作どおりにコミカライズされています。が、プロローグでの女友達のポジションとエピソードが真逆なものになっているのと、全体的にセリフが削られているため、お話が少々分かりづらいものに。 原作と併せて読まれると、モヤモヤ無く楽しめるかと。生まれてくる場所を選ぶことはできないけれど、望みの人生は、自らの力で手にしようと努力をする強靭な精神力を持つヒロインです。ヒーローの誤解と不運とが重なって、さらに悲惨な時期を過ごすことになりますが、それでも、諦めることはしません。そしてその強さが、幸せをさらに掴みそこねる原因になりかけます。そんなヒロインが、原作のエピローグで、大泣きします。せめてこの場面がコミックにあれば、彼女がヒーローを選ぶという事実をすんなりと受け入れられたのでは、と思います。このヒロイン、HQでのマイベストなので、☆いっこプラスしておきます。

私の学生時代に活躍されてた漫画家さんなのでレンタルしてみました。言葉が少なすぎるヒーローのお陰でヒロインが可哀想な青春時代をおくります。久方ぶりに逢ったヒーローに何故だか言いなりになるヒロイン…少女時代にも男の言いなり…全体的に見て、2人の意味の分からない行動が目立ちます。理由が何であれ泥棒するのは、もってのほかです。

悩んで悩んでレンタルしました。本当に最低なヒーローでした。でも、ヒロインヒーローに散々なこと言われたのに、許すんだなぁ〜絶対おかしい2人とも…

絶対こんな男 いやっ!! 双方とも 頭 おかしいんじゃないのかしら と思う。

ヒーローがヒロインのすべてを奪ったとか言って被害者面してるけど、時計盗んで捕まったらヒーローが買春したなんて元を正せばヒロインの自業自得ですよね。まっ事情はあったけど…　そこまでされてたら悪い女と思っても仕方ないです。信じて貰えなくとも本当の事を話すべきでした。でもそのおかげ？でヒロインは理想的な大人になれたしヒーローと結ばれたわけだから結果オーライって事ですね(笑)

すごく良いのに、ページ数が後数十ページあれば、後半をもっとドラマチックに表現できただろうに。悔しいですね。ヒロインは苦労に苦労を重ねた生い立ちでハングリー精神が強い。なのにどうしてそんな傲慢ヒーローにちょっと優しくされたからって、前の事を許しちゃうの？ヒーローなんて思いっきり振っちゃえば良いのに！と呟いてしまう。

えっ・・・ヒーローがクソみたいな男なんですけど？　底辺から這い上がって来るヒロインに焦点が当たっているせいかもしれませんが、やっぱりヒーローがクソみたいな男なんですけど？　自分の傲慢さを押し通して最後にはヒロインを傷つけておいて君が好きだとか愛してるとか、えっ、ヒロイン、そんなで許しちゃうんだ？　好きだからいいんだ？　そんなもんなの？　びっくりなくらい、あっさり受け入れて喜ぶヒロインにがっかりです・・・

ヒーローのヒロインに対する執着が凄いです。特に再会してからのヒーローの執着度は怖いくらい。愛と憎しみは表裏一体といいますが、相手を破滅させてでも自分のものにしようといいのは本当に凄いです。ヒロインはとても頑張り屋の女性です。祖母や母親のようになりたくないと、自分を律し、生きてきました。悪い男に脅されて、ヒーローのものを盗み、嘘をつき、ヒーローの逆鱗に触れてしまうのも、仕方がないことと思います。謝ることを知らないヒロインですから。でも再会してからも、心が通い合うこともほとんどなく、お酒の勢いでやっと結ばれるとは…、愛し合っているとはいってもこの先もあまりうまく行かないのではと、何だか心配になってしまいました。