レビュー一覧

昔住んでいたあの土地のがっつり方言が懐かしかって、購入。ヤクザモノ好きだし。残光に照らされるふたりが、日本を興して戦後も踏ん張ったあの土地の残りの光と合間って物哀しくなんとも言えないお話でした。玄界灘の寒さが思い出される孤独感。だからこそ耐えて腹を決めて側にいようと思えたのか。陰りゆく日本を象徴する玄界灘の鉄鋼の街と厳しい環境のふたりがBLらしくて良かったです。

絵が綺麗なのはもちろんのこと、2人の関係性が出来上がっていく過程や異なる職種ながら少し共通するか所での葛藤や苦悩が伺え、本当にいい作品でした。あと400ページくらい読みたい。

絵はめちゃ綺麗、でもストーリーはありがちな展開…主人公が童貞設定なのに流され過ぎ（笑）それでも主役2人のバックボーンや現在に至る葛藤の設定が良いので読後は面白かったと満足！最後の方、やや急ぎ足で終わった感はあるけどグダグダするより良いかな。方言での喋りも良き良き…しいて言えば、やっぱり最中の「らめぇ〜」は苦手です（笑）

最っ高。素晴らしい作者さんを見つけてしまった。美麗で肉感的な絵柄に、方言とヤクザと医者とトラウマ持ちという性癖盛り盛りでありながら、すべてが必要な要素として作用していた。エロくて優しくてかわいくてかっこいい救済の物語。修正甘め。実にいい買い物でした。

さすがは吾瀬先生ですね、グズグズの甘いカップルを描いたら右に出る者はいないのではという位に糖度100％でした。しかもどちらも共存共栄の依存型という、無くてはならない関係になっていくところにストーリーを運ぶのが吾瀬先生は上手い。ウケである聖高はある意味で純真無垢のお坊ちゃんで育ちながらエリート街道まっしぐらだったところに心に傷とトラウマが出来て、一方の攻め 天授は生い立ちから人には見せない心の深い傷があって命さえ捨てても構わないというギリギリのところで生きてきて、そんな傷のある二人だからいつの間にかお互いの柔い懐の隙間に入り込んでいったのでしょう。それぞれ突っ張ってきたからこそ言葉足らずのように思えるけれど、大事な時にはきちんと言葉を伝えることでこの二人ならではの関係性へと辿り着いたのはとても良かったです。吾瀬先生の絵の上手さはもう文句なしですし、やはり色気のある男性はご馳走でしかないです。出来たらまたその後の二人の続編、お願いします！

ちょっと受けがいくらなんでもあっさりと流され過ぎだなと感じました。

天授さんの見た目にやられ借りてみました。内容はまぁそれなりに上手く纏まってるかと…ただ童貞の男がいきなり色々高いハードル軽々飛び越え過ぎなような…それに天授せっかくの色気が最中の言動で勿体ない。あの受けらめぇ?って言うキャラ?そこが私は苦手です。

先生の絵はエッチくて、体の描写はとても綺麗！ストーリーも、悪くないのですが、酔っぱらっていたからって、受けはストレートっぽいのに簡単に受け入れたような気がするし、その後も、悩みを抱えているからといっても、脳外科が専門の先生が、ヤクザな人ととの関係を、お酒に酔ってないのにそんなに簡単に受け入れるのかな？とか、関係を続けていて、病院にバレたらどうなるんだろう？！先生が狙われる事はないのかな？！など色々考えてしまい、ストーリーにのめり込む事が出来なかったのが、少し残念です。と言っても、素晴らしい画力で、エッチはとても、エロかったです。

天授かっこよすぎて沼りました。背中の彫りもきれい。可愛くて愛おしい2人でした。ずっとささやかな幸せが続いて欲しいしもっと2人の話を読みたいです！

うーん…イマイチだった……評価良かっただけに残念。ハマってる方のご意見もわかるんですが私には王道オブ王道で山も谷も感じられず…攻めも受けもザ・ＢＬというか何処かで見たね、という感じで。絡みも絵柄が苦手でした。個人的な好みだとは思うのですが。すみません。