レビュー一覧

【若干ネタバレ】地獄行きバスで4編＋夜の女王で3編。著者の本は、ほの暗系で痛い物しか読んだ事がなかった為、色々意外。絵はガサガサしつつも良い感じにシュッとして、ラブシーンは時々画面から飛び出てきそうな立体感。【地獄行きバス】はどんな酷い結末が…と読む前から心を痛めていましたが、愛に溢れた可愛らしい物語でした。【夜の女王】は、明治さんっぽい感じがジワッと出ています。「この子と結ばれて欲しいけど当て馬要因だよね」と思っていたら、想像の結末と違い、嬉しかったです。結ばれたかは確定ではないけれど、ラストはあの2人の始まり、と思いたい。これが最後だ、と体を合わせるシーンのキスも、愛を感じたのは私の気のせいでしょうか。少々分かりにくく、最初は貴志の片思い話かと思っていましたが、読み返してみると、彼も自分の感情がなんなのか良く分かっていない感じ？貴志と輝は、いざ唇を合わせてそこでようやく家族なんだって気づいたのかな。ご飯を一緒に食べる事にこだわる輝と、それを受け入れた貴志は、これで本当に家族になる道を選び、同時に別の道を見つけたのかなと思います。読者に委ねる系の物語ですが、個人的にグッときました。

あれ？これ明治カナ子さんの作品？前半のカップル、普通に濃いセックスしている！！！（や、今までも普通ではあったんですけど）歪みがないというか、甘い。。。でもサンプルを見ただけでこれは借りようと思ったのですが、ほんとのっけからやられました。いきなりあの展開。で、その後があれ？え、そういう方向に行く？　あとキャラ。ものに執着するキャラっていなかったような。過去のトラウマへの執着は多いですけど。いろんな意味で新しい明治さんでした。とおもたら、後半はちょいと一風変わった感じで、こちらも「あ、え？そっち？」みたいな感じでした。今気づいたんですけど、Reijinコミックスだからですね。どちらもエッチが濃い！そうそう、明治さんのセックスって男が「あん」（あ、これはたまに言うかな？）とか「やん」って言葉がない。ちょっと我慢した感じの声。そこがまたいい！というわけで、文句なし★5つです。しかし、最近（かな？）私にとっては明治作品はハズレなしです。

明治先生には珍しい甘々作品ではないでしょうか。修正も甘々ではないでしょうか。何と言うか良い意味で期待を裏切られました。勿論エッチは裏切りませんが。何より身体の構図にブレが無くお腹のお肉とかがリアルで好きです。正常位だとキスしづらい感じとかもリアルで好きです。他の漫画だとおかしな体勢で普通にキスしてたりしますからね。おまえは女子かと。私は表題作よりもう一つの作品が好みでした。Rentaさんお願いですから他の漫画も修正このくらいにして下さい。想像力がたくましくなるばかりで困ってます。

これを明治カナ子さんが描かれたということにびっくりです。もっと毒のある、雰囲気のある漫画を描かれると思っていたので…。ただ、それを除けば、とても甘くて可愛らしい話だと思いました。表題作は少し素直になれない受けと、ひたすらそんな受けを大好きな攻め。王道ですね。もう一作、連歌のように繋がっていく、登場人物たちが順番に主人公になっていく話もとても良かったです。過去の出来事、今、未来。そんな感じでしょうか。ただ、ある程度読みこなすのにはコツがいるかもしれません。表題作の甘さだけを期待すると、難解さにつまづくような気がします。

やだ、これ可愛い！そして結構エロイ(*´艸｀)あ、単純な可愛さでは無いですよ。捻った感じの可愛さです。私は、結構ツボでした♪

甘い明治カナ子さんがともかく大好きです。ということで、表題作が大好き。最近、表題作の二人の続きが雑誌に載っていたので、久しぶりにこちらも読み直しましたが、やっぱり好きだああ。一途な攻めが好きな方は是非。もう一つの作品は、結構つらかったり、切なかったり。表題作が愛あるセックスなので、それを堪能して甘甘な気分の後で、売りの子がお金のためにする愛のないセックスを見るのが辛かったです。三人のうち誰に肩入れするかによって、受け取り方も変わって来るんだと思いますが、最後が希望のある終わり方だったので良かったかな。表題作に☆５です。

修と寛のカップルが好きです。多少の反発がありながらも、相手を認め合い、相手の好きなことをしようと懸命な2人に好感が持てました。カナ子さんは、ふだんエロは控えめですが(エッチがなくても十分艶があってエロい)、描く時はかなりねちっこい独特なエロになるのですね。どっちも好きです。今回、Rentaにしては修正も少なくて、露出が多めだったので、それも高評価です。白抜きは、本当にうっとおしいので、ぜひ他作品についても見直していただきたいです。

この作者さんは、初めて読みました。タイトルのセンスから、捻りがあって面白そうだな、と。期待以上でしたよ。48時間チケットがないのでギャンブルでしたが、48時間があっても、きっと無期限に変更したと思います。二つのシリーズが入ってます。表題作は、ちょっと絵が荒いですね。ラブシーンが割とあるんですけど、なんかホラーっぽいというか、滑稽な感じで、私はイマイチ萌えませんでした。随所にある、笑いどころは結構ツボで、良かったですが。二作目は、かなり好みでした。貴志（攻）の義弟に対する想いが、恋なのか家族愛なのか、たぶん貴志自身が揺れているので、読者が気になるところですが、当て馬？な存在のヒラ君（売り専）の、貴志の想いがヒリヒリするような切なさでグッと来ます。ヒラ君、頑張れっ…！(;_;)となること請け合いです。全体として、読後感もよく丁寧な描写に好感の持てる作品でした。H度はそこそこ高く、描写が割とはっきりしてますから、苦手な人は注意してください。

一つめの作品は割りと良かったのですが、二つ目がよくわからなかったです。いとこが好きなのか、ヒラ君が好きなのか、ストーリーは誰の視点なのか、あっちにいったりこっちにいったりな感じで最後まで読んでもちょっと分かりにくい感じでした。

表題作の二人が主人公のお話が４話。後半には別カップルのお話３話が収録されています。タイトルからもっと暗いお話を予想していたのですが、甘々なストーリーでびっくりしました。私のイメージする作者の作風から比べるとちょっとライトに感じますが、これはこれで面白かったです。後半の「夜の女王」シリーズの方が主人公が屈折していて、でも明るい終わり方で好みでした。