レビュー一覧

大怪獣バトルものだと思う。大怪獣ものは基本二つの路線があると思うが、これはどっちつかずの不安定な作品となっていると感じた。シリアルでリアリティもって進むシンゴジラ路線、ギャグも入れ軽く日常ストーリーとする怪獣8号路線。大体はどっちかに振ってストーリーを組み立てると思うのだが、今からでもなんとかならないだろうか。

ただの運動が得意な女子高生が、救世主になる という話らしいが、ストーリー展開が唐突でなんともわかりにくい。日常的な授業から突然の怪獣退治。絵柄はややぎこちないところが多く、道具をうまく使いこなせていないような出来上がりである。

主人公は良い子だけど嫌味な連中にはイラっとしました。

エリーゼは強く清く良い子なのだろうが、ベートーヴェンへのオマージュでもない、何一つ被らない内容の漫画にこのタイトルをつけるのはアウトだと思う。