レビュー一覧

信頼と家族、絆と偏見のお話だと思います(*^^*)頭脳明晰で飛び級出来る程の頭脳に恵まれた末っ子のヒロインと、兄弟の弟ということで、家族の圧力と力関係を、小さな体つきでいたことで、家族の力関係に苦悩してきたヒーロー。共に、家族への想いを持ちながらも、殻の中に居続け、また殻を破っていたつもりでもいました(^_^;)ヒーローが役員を勤める会社の妨害工作事件が有ったことで、実家を出たヒロインが勤めていた調査会社の秘密捜査員として、秘書を勤めながら捜査することから出会った二人の、家族、会社、兄弟、親子のそれぞれの問題や二人の恋と関係を、丁寧に描いています(*^^*)連作なのでしょうか？もしそうならば、読みたいと思える作品でした(*^^*)

"Black Gold Billionaires"シリーズの最終4作目です。1作目『許されない一夜の情熱』から引っ張っていた製油所爆発事件の真相も次期CEOの座も今作で明かされます。このシリーズは2作目以降主人公たちが親に苦しめられた話ばかりでしたが、今作のヒロインの家族との軋轢話は現実でもありそうな行き違い話で面白かったです。特にヒロイン姉メアリが中々いいキャラでした。今度竹内未来先生がコミック化されるそうなので、RENTAで取り扱われたらコミック版も購入する予定です。

おもしろいです。登場人物、特に主人公2人が活き活きと描かれています。自信のないヒロインなんて嫌ですが、ジェーンは卑屈でもなく、感じの良い女性です。 リアリティや緻密さは不足気味で、ヒーローが昇進を逃す原因となった行動は、大企業の役員なり管理職なりとしてあってはならないことです。この作品に描かれるヒーローの知見からすると、上司に報告もなく、問題を抱える部下の金銭的な救済をするなんて、ありえないことで、もやもやが残ります。 もう一つ残念だったのは、ヒロインが両親の事務所に戻ったことです。戻らないと大切にされないなんておかしい。 その2点以外は、楽しめて良かったです。 しかし、邦題は頂けません。翻訳は、全体としては良いのですが、所々、語の選択が不適切な箇所ー間違いではないが、もっとも相応しい日本語でなく、違和感がある所）がありました。日本語を細かく考えないなら気にならないと思います。

見てくれに自信がないヒロインは、実は美人だったという展開にはちょっと強引過ぎる気もしたけど、初めての惹きつけられて戸惑うヒーローの様子なんかは良かったな。家族との溝を埋めようとする脇の話も含めて、がんばりやさんで嫌味のないヒロイン、良かったです。