レビュー一覧

植物に囲まれた隠れ家のような場所に引きこもる生活、悪くないと思ってしまう。エデンへの冒険が主なのだろうけど。

植物との関わり合いが有ると、もののけ姫を思い描いてしまいますが、こちらはフランスの作品だそうで、独特な感性でした。絵柄は線が多く細かくて、読み辛かったです。

好きなテーマの作品だったので期待大で読み始めたのですが、全体的に重めでどうしても続きを読む気になれませんでした。キレイで安定した画力なのですが、重厚なのでどうしても暗いイメージになってしまうのかな？シリアスな劇画調作品がお好きな方にはオススメなのかもしれません。

帰宅中の電車内に掲示されていた広告に『フランスで大好評を博す、魔女と大自然の物語』と書かれていたのを見て興味を持ち読んでみました。魔女が題材の作品はいつの時代でも酷く悲しいストーリーだと思います。試し読みの段階で魔女の火あぶりの刑があり、実際に購入して読んでみたら主人公のピリーが危険な目に何度もあい常に死と隣合わせ、人間不信、過酷な状況など気軽に楽しめるジャンルの作品では無いと感じます。絵のタッチは力強さが出て綺麗です。ですが普段から線の細い絵が好みの場合、違和感と苦手意識が持つ可能性はあるかもしれません。