レビュー一覧

雪代先生の健気受けが好きなので、読んでみました。確かにいい子で、一生懸命なのですが、マイナス志向過ぎて空回りして、波風を立ててしまうタイプだなぁと思いました。攻めも、受け目線では仕事が出来る紳士のようですが、つっこみ所が満載で…けれど受けの内面の魅力をちゃんと分かっている所はさすがでした。この二人、これからも色々あるだろうなぁ。

異母姉弟という関係、義母に疎まれていること、想い人は姉の婚約者(結婚相手)であること、姉が奔放で我が儘なことなど、『ビューティフル・サンデー』と似た設定だったのでどうしても重ねてしまい、『ビューティフル・サンデー』の方が受けの具体的な不憫エピソードが出てきて切なくて好きなので、比較しての星4つです。この作品の受けも、想いをひた隠しにしようと胃を痛める姿は健気で切ないです。Hシーンも意外と多めで、攻めの変態さがよく表れているところもあります。紳士っぽいけどなかなかの変態です。受け攻め両視点あるので、互いの気持ちがわかりやすくはあるのですが、本編は受け視点だけの方が、攻めの気持ちが読めないハラハラ感があって良かったなと個人的には思います。

ウケが素直でかわいい子なんですが心がけがれているせいかあざとく感じました。攻めも意外に変態さんですしね。ヒーローではありません。

姉の結婚相手に恋してしまいその想いをひた隠しにしながらも引きずってしまってる健気・不憫受モノ。攻受視点両方読めるので、早いうちから両片思いだとわかります。攻、スパダリ攻風なのに受の飲み物に睡眠薬いれて眠ってる間にイタズラ、なんていうおバカな真似し始めてて面白かったです。受の事好きすぎるがゆえとはいえ、普通に口説けばいけそうなムード漂いまくってるのに…想いが通じてからのエッチも攻、結構ねちっこく変態おじさん入ってますｗ

ずっと探していましたが紙の本が手に入らず、電子で購入しました。期待が大きすぎたせいか、読み終わって大満足とはなりませんでした…「長年の勘違いとすれ違いの末、両思いが実る」という話の筋ですが、あんまり純愛っぽさはないです。主役二人ともの意思？決意？がコロコロ変わるので、さっきと言ってることが違う！と気持ちの変化にちょっとついて行けなかったです。あと、プレイ(痛くはない)的な体のあれこれが激しくはないけれども、なんとなく可哀想に感じてしまいました。貴博側の愛が薄いというか…「ややこしい事情がありつつも、お金持ちのエリートに溺愛される」という甘々展開のはずなのに、あまりピンとこなかったです。