レビュー一覧

自分が乙女ゲームの世界に転生していたことを自覚し、前生の記憶も思い出した「悪役令嬢」の兄が隣国の王弟に愛され幸せになるというお話。王弟はかっこよくてちょっと幸せにしてあげたくなるような気持になるような人、主人公のルーシャスもなかなか愛らしい人ですが男前なところもあって、悪役令嬢の妹も可愛くて優しいし、いろいろいい人が出てきました。悪い奴も出てきてそれは滅ぼされてよかったし、まあ、悪い奴は小説の中で彩り程度の役割かしら。ただ’・・・なんとなく結末がすっきり終わってないなあと、すっきりしませんでした。題名が溺愛なんだったらもっと溺愛すればいいのにそれほどでもないし、ひどいことされたあとざまあ要素もないし、私のような単純な者には少々消化不良でした。辛口でごめんなさい。