レビュー一覧

SFとしてもBLとしても中途半端。設定が壮大すぎて、設定自体も心の動きも描ききれていないような…。この作者さんは初めてでしたが、いっそ割り切ってエロに走ってくれた方が良かったかも(>_<)

櫻井さんの作品の中では珍しいSFシリアスもの。16年も昔の作品でガン○ムかエ○ァか？って言うような雰囲気ですが、設定が壮大な為にやっぱり情報不足の部分が多くて一度読んだだけでは展開についていくのがちょっとしんどい。BLとしては主人公のレオ（罪人で傭兵）と上官のアイアン・ローズ、そして長官であるアルフォードとアイアン・ローズの間に身体的接触を伴わないラブがあるのですが、アイアン・ローズが敵に捕まってのモブレ、最終目的である母星攻撃のために身体を使って成り上がる、新兵器のパイロット（というかロボットの乗り手）となるレオを誘惑…と短いページの中に次々と濡れ場が出てきて読者として置いていかれがちになるので、いっその事ことエロシーンは全く無いほうが分かりやすかったのかも…なんて思ってしまいました。（だったらBLじゃなくなりますね　汗）子どもの頃からアイアン・ローズ（ミカエル）を慕い2人の目的のために命を捧げていったアルフォードが一番カッコ良かったです。

レオを密かに監視する冷徹な上司のアイアン＝ローズと長官ブリンストンが好みのタイプだった。絵はいいのに、話が暗かった。

言いたいことや、やりたいことは理解しました。が、いかんせん一冊で終了となると、様々なとこを端折ってしまわないと、、BLでSFテーマの作品は少ないですね。難しいですよね。

いつものギャグティストの愉快なエロさがなく、ただただ重いシリアスなSFの話で私にはあいませんでした。

他の方も記載しているとおり、BLとしてもSFとしても中途半端な感じです。絵が綺麗なだけに残念です。

壮大な話をちっちゃく端折ってしまった感じで分かりにくいし勿体無い感じです。