レビュー一覧

内容紹介を読んで、切なげな健気受けのお話かな〜？とポチってみました。結果、受けは確かに切ない想いに涙しますが、行動はけっこう男の子で、攻めと対等な感じのせめぎ合いが良かったです。中途半端な当て馬の歩くんですが、実際こんな男子いたら、「ウザっ！！」と袈裟懸けに切って捨てたくなりますね（笑）攻めも言葉やらなにやら、色々と足りないとゆーか、単細胞とゆーかなのですが、男の子なんてこんなもんか…と妙に納得しまくったカップルのお話でした。数年後の後日談もあって、スッキリした読後感でした。

ちょっと2人の魅力が自分にはわからなかったです…。攻めが久しぶりに二人で飲もうって時に当て馬くんが無理やりついてきたってそのまま受け入れたのも、やらかして受けと拗れてる時に話しがしたいといいながら当て馬くんに無理やり連れていかれて後で電話するからって言ってるのも、どうなのそれって感じだし…雨で濡れて老犬と2人で一緒に帰ってきた時に老犬濡れたままシャワー室に入れただけの状態で2人の世界に入った時は、エッ犬ほったらかしですか!?ってなりました…。

攻めはゲイなのかというくらい、酔った勢いで手を出しますが、起きてからの寝ぼけ発言で拗れます。そして美形受けの思い込み突っ走りが。受けの友人沢村はいい奴ポジで、攻めに纏わりつく歩がわかりやすい嫌な当て馬キャラ。ちょっと少女漫画風展開は好みでなく星3。

最後まで読めるか正直言って不安でしたが(レビューも少ないですし、作家さんの他の作品もないので…)、でもとても面白く一気読みしました。当て馬の歩君がちょっと幼過ぎて、本当に大学生かと呆れてしまいました。女の子じゃないんだからそんな会うたび嫌味なんて、将来が心配な子です。でも、そんな当て馬の歩君はいつの間に何処へやら。数年後の2人が辞めたのはまた良かったです。