レビュー一覧

作者さんが好きなのと、イラストの街子さんが好きなので購入した作品ですが、お気に入りの中の一冊でしょっちゅう読み返してます。過去のトラウマから人と深く関わりを持たない晴臣と、天然でちょっと不思議系入ってる篠倉どちらも大好きです。最初から好き好き～ではなく、どんどん気持ちが高まっていく感じや、先を想って離れようとする晴臣の健気さとか、意外な執着心を隠してる篠倉とか…もうたまらんです。お互いの気持ちだけで突っ走れちゃう向こう見ずな勢いのある話も好きですが、30過ぎて色々世間を知った上で拗らせちゃってる大人のもだもだした話が大好きですので、ぜひ同じ好みの方には読んで頂きたいです。

なんかあっさりというか。攻のさらっとした執着は嫌いじゃないけど、受がちょっとなぁ。まぁ、相手の家族とかを優先して身を引く気持ちはわからなくないけど、そういうやりとりが結構ページ割いてたので、私は2人のイチャイチャとかが見たかったので、物足りなかったです。

作者さん買いです。ちょっとひねくれた主人公って大好きなんですよね。読みやすいと思います。

ゲイであることで、家族や友人との関係が破綻してしまった受けの諦め切った気持ちが痛々しく、攻めが諦めずに受けの気持ちに沿って行く過程が好ましかったです。しかしながら後半は少し間延びしてしまった感じがしたので☆3かな。

この作者さんらしい作品。受けは相変わらずぐるぐるしてるし、攻めの幸せの為と逃げる受けを、攻めは追って追って、追いまくります。ほぼストーカー状態の受けへの愛と覚悟は、読んでいてあっぱれだと思いました(笑)男同士の恋愛の難しさ、それを巡る家族との関係などしっかり書かれていてちょっと切なくなった。面白かったんですが、BLはファンタジーって位が丁度いいのかなぁ…とちょっと思いました。