レビュー一覧

現在の人間を歴史上の人物とオーバーラップして、非常に面白い構成で、どんどん読ませます。例えば、児童虐待で悩む母親とカトリーヌ・ド・メディチなど。超ベテラン作家さんなので、勿論絵は安定していますし、構成も逸話も面白く読めました。相当残酷なシーンもありますので、好き嫌いは判れるかとは思いますが、自分は満足でした。

過去の残虐惨殺事件や、サイコ物に興味がある方なら普通に(いや、軽いかも…)興奮出来るレベルだと思いました。一般的には残虐性が高いのかもしれません。ですが、本当に怖い童話シリーズの範囲内と思います。エロは想像以上に淡白でした。サイコ的興奮を求めるなら十分な作品と感じます。私はサラサラ読み終わってしまいましたが、1チケットでページ数も多いのでお得◎だと思います。

これはかなり残酷レベル高いです。特に最後のお話は血まみれでエグいし怖いわ~！苦手な方は要注目(>_<)でも絵もストーリーもしっかりしてるので読み応えはあります。この作者さんこーゆーお話にホントにぴったりの絵柄ですね。

どこかで観たような作品ばかりで、夢、という以外は意外性もなく。サイコ的な残虐性を求める方には合っているのかもしれませんが、母性だったり道徳心に訴えかけるような流れの中で、同時に残虐的な性の描写を見せられると、こんなにも気持ち悪いのかと、ある意味勉強にはなりました。道徳的な改心を求めるストーリーテラーを主軸にするのであれば、もっと違った事件や人物も居たでしょうに。何故、わざわざ胸糞な事件ばかりなのか。ただただ、気持ち悪いです。

絵は森園みるくさんなので、安定感があります。歴史上に存在した人と現代人をリンクさせていきますが、ラストは「？」となる話もあります。どうなるのだろう？と想像するのが好きな人はいいかもしれません。

みるくさんの描く綺麗な作品。昔から変わらず素敵すぎます。実際にあった事件も残虐よりただただエロスな雰囲気になります。そろそろ新作が読みたいので期待しています。

オムニバス形式、全話安定感があります、さらっと読めますし何度か見直したくなります。チケット一枚ですし先が気になれば迷うことはないと思います。美しさに拘り過ぎた王妃のお話・・現代にも通ずるものもあり、そこを作者も狙ってると思います

歴史書を読むような感じで引き込まれて読みました。

人は怖いですね。超えてはいけない一線と言うモノを超えてしまったらもう二度と戻っては来れないのでしょう。現実ではそんな鬼畜とは絶対に会いたくないし関わりたくありませんよね。マンガの中のお話だとしても多分このコミックはもう二度と開かないと思います。

森園みるく先生版のエリザベート・バートリー が良かったです。