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海老カツが頑張る姿を微笑ましく読んでいましたが、作者さまの後書きを読み、あぁこのお話はもっとその先を見ているんだ、海老カツは私かもしれないとグサリ。こういう価値観を教えてもらえるいい時代になったなとしみじみ思うアラフォーです。
彼女に振られたことで価値観変わって成長していく主人公を見守る物語です。主人公、若いのに価値観昭和やなと思っちょったら大分ん出身なんや…リアル…と思いました。
自分で作っていても、茶色ばかりだなぁって思うのに、それを作ってもない人に言われるのはイラっとしますよね〜。今時多い復讐系かと思いきや全然違くて面白勝手です。2巻楽しみ。
主人公の海老カツくんは本当にムカつく。のですが、彼女に振られ、料理をしたり、思い込みで避けて来たものにチャレンジしてみたり、と素直なところがポツポツ出てきてて少し可愛く見えてくるから不思議。海老カツくんをフッた彼女もイラっとするタイプではあるが、男にモテる事のみを追求し、スキルアップしてきた根性はすごいと思う。でも、どうしても2人とも苦手。
最初はとにかく苛つくだけの主人公だったけど段々と素直にア自己ップデートしていくにつれて何だかちょっとだけ愛せてきたから不思議(笑)
絵が…とか言って、星マイナス1と思ったけど、そんな事を凌駕する魅力がこの作品にはあった。勘違いしていて振られる勝男にも、男受けに全フリして自分の主軸を見失ってしまったヒロイン鮎美にも哀愁があって奥深かった。この二人に哀愁を感じたのは、本当に好きなものを失くして気付く哀しさが描かれいるからだと思う。特に槇原敬之ばりの未練タラタラというか、鮎美への愛情を見せる勝男の哀愁ぶりが見応えがある。しかもなんだかんだで成長している所にカタルシスがある。人物の様子が食を通してうまく描かれていて、フランス映画みたいだった。
絵もかわいいし読みやすい。アップデートした主人公がこれからどうなるのか楽しみ。
とても耳が痛くなる漫画。あとがきにもとても共感。若いから、とか可愛いから、とか、決めつけてしまうのやめたい!主人公が意外にあっさり?素直にアップデートしているのがいい。
サンプル読んで元カレが私の作る料理にいちいち点数を付けるタイプの人だったから『こういう感じだったなー』と懐かしくイラつきながら楽しんで読めました。個人的なことを言うと、私の元カレは変わりませんでした。(噂で今でも相変わらずだと聞いてます)私が彼を見限ったのは、切迫早産で入院した私の友だちのことを『自分の管理不足だからだ』って言われたからなんですよ。それまでは、料理の点数だけじゃなく、私の体型についても『それ(二の腕のお肉)大丈夫?(太った?)』って、言わなくてもいいこと、言われたくないことを何も考えず軽く言うタイプだったんです。別れてスッキリしました。でも海老カツは自分を振り返りかなり変わることが出来たと思う。幸せになりなよね。
本当に、ここ10、20年の男女の価値観の変化をうまく捉えています。うちの父が勝男父にそっくり。一歩も動かずご飯待ちしてます。父世代は価値観がもう変えられないって本人言ってましたわ。母は人生の落とし前をつけるしかないのかな。勝男の母が家出してきてどうなるか楽しみです。勝男と鮎美については私としては復縁はないけど。勝男もいい人見つけられるといいねって思います。勝男父に勝男と鮎美にも共感できます。共感できるけど時代と私の気質がもうそれは拒否反応出ちゃう。出てないように振る舞うようにしてるけど。多様化ってめんどくさいなってたまに思いますけど発展途上だし個別が重視されるって事でやっぱ大変だけどそれぞれのストーリーがあるって事ですよね。今は昔に比べるとロールモデルが1パターンだったのが増えてて大変ね。互いが尊重できたり好意が続いたらそれでいいんだけどな。まあ、生理的欲求の上の次元の愛と帰属の欲求についての話なので難しいもんだね。それでも諦めずに取り組んだら今よりきっと良くなると信じて少しずつやってくしかないですね。
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海老カツが頑張る姿を微笑ましく読んでいましたが、作者さまの後書きを読み、あぁこのお話はもっとその先を見ているんだ、海老カツは私かもしれないとグサリ。こういう価値観を教えてもらえるいい時代になったなとしみじみ思うアラフォーです。