レビュー一覧

ヒロインの全てを受け入れる事の出来るヒーローで申し分ありません。恋敵も現れずストーリーとしては穏やかですが背景が劇的なので物足りなさは感じません。最後、笑顔の写真の数々と飾られたペンダントを見つめるヒロインの眼差しに全ての答えが表れています。読みごたえがありました。

障害を負ってしまったヒロイン。この先もこのまま、もしくは重くなるかもしれない。心にも傷がある。そんな彼女をヒーローは守り愛していけるのか、重く深いテーマでした。

良かったです。画が荒い部分があったり、シーンが行き成り次の場面に飛んだりといった所もありますが、記憶障害の後遺症に悩むヒロインに、真摯に辛抱強く向き合うヒーローがとっても素敵でした。涙のシーンが多いヒロインですが、私もラストの、名前の記された沢山の家族写真を見て微笑むヒロインに、思わず胸が熱くまりました。

言葉にならない胸にくるものがあった。ヒロインの苦しみや悲しみや不安を全て包むヒーローの寛容さ、深い愛に癒される物語

ヒーローが勇気あるなぁと思いました。年をとると現実的に考えてしまい、困難の方を大きく捉えてしまいます。

素敵なお話し、涙が流れました。ラストのショットが温かくて幸せな気持ちになりました。

牧あけみ先生の美しく可愛らしい絵が作品に合っていました。ヒーローはプロダクション社長、ヒロインは夫と子供を亡くし仕事を探してヒーローの家政婦となります。ヒーローの優しさが魅力的でした。

作者さん買いですが、本当に素敵なお話です。不幸な事故で夫と子供を亡くしたヒロインが、ヒーローと出会って、前を向いて歩き始める。また、亡き夫さんからのアドバイスもいいですね。

事故で夫と娘を亡くし自身も記憶障害を抱えたヒロインと、ひどい離婚で人間不信のケがあった芸能プロダクション社長のヒーロー。いい話だった……。結婚して終わりめでたしめでたし、ではなく不安や悲しみを一緒に乗り越えていく生涯の伴になったんだな、とわかるエンディングでした。あと歌手ちゃん良い子だった……推せるわートップスターになってー

牧あけみ先生のヒロインは生き生きとしていてキュート、愛に溢れた方々が多いですが、今回は交通事故で最愛の家族を失い、自身も後遺症に苦しむという辛い状況にある方。表情も暗く苦しそう、涙の場面が多いヒロインでした。そんなヒロインを過去ごと愛で包み支える、誠実で愛情深いヒーローでした。