レビュー一覧

作者逝去による未完の作品となった1つ。憧憬は病身を偲ばせる絵の荒れや代筆による最終話の絵の変化など、これが最後のエピソードなのだと感じさせられます。超人ロックは不死なので彼の物語が終わることがないと思えば、憧憬の内容は終わり方の1つとしてはアリなのかなと。超人ロックから離れていた方もお読みになっては如何でしょうか？

先生の訃報を聞いて、描きかけの作品は最後まで読めないかもと危惧していた中でこの単行本が発行されたので読んでみましたが「憧憬」の最終話は別の方がお描きになられたようです。全体に線の乱れも感じ取れて病気の進行もあったんだろうなと思うと切ないです。