レビュー一覧

嫌われ者というか、とても純粋すぎる彼女たちでした。

全部で四編載ってます。「嫌われ令嬢」の理由はそれぞれだけど「ワケあり旦那様」に当てはまるのは、二編目の恐ろしい二つ名を付けられた辺境伯と三編目の吸血公爵で、後は身分を隠してただけでした。個人的に、吸血公爵の話が好みでした。血を吸うって何だかエロティックですよね。１.登場人物たちの服の柄が変だった印象しかない…。主人公の、生まれつきの能力の謎。第二王子を守るために力を使ったときに魔法陣が出現してたから、主人公の能力は魔法なのかな。なら、能力を使うと顔に模様が浮き出るのは何でなんだろう？正直、ロマンスよりそっちの方が気になってしまった。２.辺境伯から、主人公のいる子爵家へ。辺境伯の恐ろしい二つ名を嫌がった義姉のせいで、主人公が身一つで追い出されるように嫁ぐ羽目に。超格上の相手から求婚って、どんな理由があったのか語られないままだった。あと、辺境伯さまが意外なほど(失礼)世知に長けていた。根回し見事でした。３.吸血鬼で公爵…面白い世界観。主人公が公爵の運命の相手だったというオチ。主人公妹の礼儀知らずな行動と、謎の自信(主人公より自分の方が上等な人間って勘違い)に嗤った。４.主人公の伯母も従姉妹も柄悪ッ。人相も悪ッ。話の展開はまんまシン○レラ。魔法使いが実は第二王子だったよ…というオチ。伯母たち、断罪されて去り際に「畜生ッ」って。ブレないなって、読んでて一番可笑しかった。

シンデレラストーリーというか、そのままシンデレラの話をさらにあっさり目の味付けにした感じです。サクッと読めますが値段の割に物足りなさを感じました。

アンソロジーコミックは、シリーズで買っています。いろいろな話が入っていて面白いです。やはり、虐げられていた主人公が幸せになる話がすきです。

主人公女性達は皆さんは酷い扱いを受けていて蔑まされても何とか持ち堪えている状態なのが不憫でした。

アンソロジーはこの長さじゃもったいないと思うお話もあったり、丁度良い長さだったり。たまに絵が残念な作品もありますが、好きです。最初のお話のヒロインは魔法が使えない代わりに他の事を頑張ったのに無能呼ばわりされ続け投げやりになっちゃったんですね。でも腰抜け騎士と言われているとっても優しいヒーローと結婚して良かったです。本当は力が強すぎたんですね。ヒロインの勉強も生かせるようになって良かった。次のお話も面白かったです。ヒロインがポコポコ花を出すシーンが可愛らしかった。姉の空回りっぷりが笑えました。次の竜とヒロインのお話も良かったです。ヒロインを手離したくない竜が可愛かったです。その後の薬草を運ぶ竜は微笑ましかった。家を乗っ取った使用人母娘を追い出してくれてスッキリでした。次のお話の継母娘は恐ろしいほどの極悪人でした。実の父親も一緒に住んでるのに。心の読めるヒーローが2人の悪行を暴いてくれて良かったです。このアンソロジーに出てくる母娘はまぁ極悪人ばかり。次のお話の母娘は相当な悪人でした。第二王子が潜入捜査をしてて良かった。次のお話は義姉の代わりに嫁いだヒロインはヒーローに無視されまくりますが、薬師としてちゃんとしてましたね。そしてまた身の程知らずの継母娘登場。言われてビックリ、そりゃ後妻だから正統な後継者じゃないんじゃん。それまで悪事まで暴露されざまぁでしたね。これまでヒロインを放置してたヒーローでしたが挽回。あとの2作も面白かったです。このアンソロジーはあたりでした。

シリーズ買いです。辛さを描いた描写もありますが、全てのストーリーがハピエンなので、安心感抜群です！

短編だから仕方がないのでしょうが、あまりにもありきたりな内容に加え、あっさりしすぎてません？ガッカリでした。

今回のアンソロジーはどれも似たような話でした。

愛があればいいですね。アンソロジーはいろんな話をつまめるので好きです。