レビュー一覧

表紙はあざとい感じですが、ビッチング・オメガのクラウス殿下は、国と民の幸せを願う真面目な健気ちゃんです。しかも本来の気質に加えて元アルファというのもあるのか、考え方が前向きで潔く、凛々しくて素敵。対するアンドレアはまさに忠犬といった感じで、「アンドレア、参りました」と馳せ参じる姿と敬語がたまりません! 　敬語攻めはわざとらしくて嫌な場合も多いのだけれど、この作品では実に自然で愛情深く、お約束のエチシーンも読ませます。イラストも美麗で素晴らしい! わりと危機があっさり解決してしまうのは肩透かしだったけれど、それにページを割かれると他の事が丁寧にかけなかったと思うので仕方ないですね。成獣も、アンドレアの同士たちも活躍して、そしてアルファばかりではなくベータの魔術師達が大活躍したのも読後感が良かったです!

すごく面白い。バース転換やら夜伽指名、魔術、聖獣、戦、生贄…と、盛りだくさん。ちょっと個々の説明が足りないかな…と思うところもありますが、作家さんのサービス精神旺盛さで飽きさせません。アンドレア素敵すぎます。

もともとビッチングという設定はあまり好きなほうではないのですが、このお話は楽しんで読めました！何となく悪役は序盤から察しはついてしまいますが、主人公の心情や相手の攻めの言動など描写が丁寧で、読みごたえもあり良かったです。ビッチングだけど読んでみようかな、と思うきっかけになった小山田先生のイラストも素敵でした！

裏切り者が、え？この人裏切り者だったの？って人だったので、驚きました。

とにかく男らしくってよい。こういうオメガ大歓迎。

面白かったです。ビッチ物って、あまり好きじゃないので避けてたのですが、ビッチングって、アルファからオメガに転換した人の事、だったんですね。

アルファからオメガに変わるのが、びっちんぐオメガと呼ばれるのは初めて知りました。とにもかくにも、騎士はひたすら仕える姿はぐっとくるものがありました。

ビッチングオメガと言う言葉を初めて知りました。挿し絵も良かったです。当て馬アルファも初めて知りました。

凛々しいオメガと忠犬アルファの王道物語。難局があっさり解決しちゃうし裏切者もすぐわかっちゃうし、レンタルでいいかな。

バース変更があっても追い出されることなく婿さんもいいです。