レビュー一覧

読みたかったので新装版うれしいです。長編は読んでたけど短編集は初めて。どれも切り取り方がうまく、ユーモアも毒もあって面白かった。“振り幅に殴られる“とは名コピーです。バンドマンの数話はどのメンツも読み込むたび愛しくなってしまい、既にもう何度も読み返してます。寄生生物のは衝撃と戦慄モノなんだけど読後感が悪くなくてびっくり。生物として設計されてることで…という世界観をこんな数ページで読み取らせるのもスゴイと思う。エロありコメディありホラー（？）あり、バラエティに富んだクオリティの高い短編集でした。のばらさんはやっぱり好きだ（告白）。

表題作は1/3くらい。あとスピンオフが2種類で1/3。残りは全く関係ない短編です。かなり昔のものまで収録されています。表題作があっさり終わってしまったのが残念でしたが、それを知っていればバラエティに富んだ良い短篇集だと思います。可愛い青春ものからえぐめのものまであります。全体的にやや古めかしく、みちみちに書かれている手書きの後書きにも懐かしさを覚えましたがしっかり読みました。どういう経緯や心情で描かれた作品なのか知れてよかったです（冷凍子持ちガニの話も読んでみたかった）

珠玉の短編集といったかんじです。しかし「泣き虫 funny days」、これは爆発物ですね、めちゃくちゃ刺さってしまったのでしばらく忘れられそうにありません。マツケンのほわほわ〜としつつ人格者な感じが攻めに転じた途端スパダリわんこになるのたまりゃあせん。しかもその転じ方までほわほわしてるからあれよあれよとちゅーされて「え？ あれ…？ 今のってそういう…？」と振り向くとにこにこしたマツケン、優しい真実、みたいな怖くなさがあるのも素晴らしい。正月のマツケンは強い。マツケンがちゅーしたくなるカンちゃんのことももっと知りたいですし、いつかこの二人をがっつり描いてもらえたら今生のよろこび。勝手に願っております。この二人に出会えてよかった！ 全体的にもっと長く読めたらな〜というワガママで星1個とってます。フクロムシの話は、個人的にトラウマレベルで怖かったですが、それもハイクオリティだからこそですし、私にとってはウェルとガンチの物語でした。ウリエルを見ていても言えますが、良い悪いの話ではなくて、「そもそもそのように成り立っていた、そうでないと生きられなかった、そのように生まれてしまった、自分の意思ではどうにもならない苦しみ」をきっと、のばらさんは描ける方なんだなあと思います。とても切なかった。二人のようなひと、もちろんそのものずばりではないけれど、どこかウェルみたいなキャラとどこかガンチみたいなキャラが二人で、いつかのばらワールドでパラレルに幸せになれるような、そんなカップルを今後、私はそれとなく探してしまう気がします。

ツイッターで試し読みを見つけて面白かったので全編が気になり購入しました。試し読みと言えど表題作をたっぷり全てツイッターで読めてしまっていたことに購入後に開いてから気付いたので、惹かれた表題作をすでに読み切ってるようだが如何に…と少しドギマギしましたが、どの作品も読み応えがあってとても満足しました。表題作に惹かれた場合でも続編？書き下ろし？、すみません何と表現するのか分かりませんがほかのお話も収録されてるので期待していいと思います。また、最後の先生直筆の解説もボリューム満点で読んでて楽しかったです。漫画の面白さは勿論、先生のサービス精神も素敵だと思いました。1番萌えたのは『泣き虫funny days』、1番印象深いのは『舐め猫』でした。

作者買い。いろんなジャンルの話が読めてお得感がある。ただ、後半のブラックな話が悲しすぎて読後感どんよりしてしまった。

作家さんの作品は発売されたら必ず購入します。 一度も私を失望させたことがないから！！！今回の作品も子供たちのスタイルがとても可愛くて話はちょっと独特なのが作家さんの感性100%だから大満足

バンドメンバーの恋バナがオムニバスになってます。それ以外にも短編数作入ってます。のばら先生独特な感じが面白いな。

バンドの4人のアホエロい話も他の短編も良かったです。エモさもヤミもありな感じが作者さんらしい。やっぱ好きです。

のばら先生の作品大好きなんで嬉しいです。かわいいうけたまんないです。面白かったです！

のばらあいこ節バッチバチで最高でした！泣き虫〜が一番ぐっときたかな...いやどれも最高だったな...