レビュー一覧

う〜ん、好きです、このお話。長編の割りに筋書きはシンプルです。ネタバレになってしまうので詳しくは言えませんが、八年振りに再開した高校の頃の親友。なぜ彼は何も言わずに自分の前から去ったのか。親友と思っていたのは自分だけだったのか。前半は受けの心情が丁寧に描かれており、後半は甘々です。せっかく攻めが役者の卵と言う設定なのに、この部分はあまり踏み込まれていない気がします。それも含めて、二人の後日談が読みたいです。散々、攻めに振り回されたんだから、今度は攻めをう〜んと振りまわして欲しい！(^_^)

面白かったです。高校生の時の同級生。無自覚な初恋をしていた受け。自覚していた攻め。きれいで純粋で真っ直ぐな受けを汚したくない、人目を気にするような道に引きずり込みたくない…と、離れる攻め。攻めも苦しんだんだろうな…思いがけず再会する2人。なかなか再会したからといって、すんなりいかない。受け視点でここまで描かれているので、読んでいて苦しかった。くっついてからの攻め視点。二度と離れられないんだろうな。受けがかわいい。

凄い！！攻のドロドロ感が凄まじいです！！受は学生時代から攻の方が好きだったのですが、攻はそんな受の目の前から消えてしまいます。ですが、実は攻のが物凄ーく執着していたのですね、受に…。攻は受を手に入れたら最後、2度とは離さないでしょうね、彼は…。

見事にすれ違っていて気持ちいいです。でもこの時間無駄だな。

互いの気持ちが丁寧に書かれていて読みごたえありました。学生の頃、受けが好き過ぎて逃げ出した攻め。再会してやっぱり好きで、でも不幸にしたくないと葛藤して酷い事するのは許せない。最後はラブラブで幸せそうだけど、ちょっとその部分がひっかかってます。

受視点の前半を読んでいると、攻がまるで人非人のようであり、過去の傷も含めて振り回されている印象ですが、視点が変われば、純粋培養ニブチン受に心掻き乱され、好き過ぎるが故に逃げ出してしまった、攻のある意味少年らしい臆病さにも納得。再会後も実はどう接して良いのか測れずにグダグダだったのだろうなとか思いました。最後の力の抜けた受が可愛すぎて堪らないです。これは攻はメロメロになりますね〜。素敵なお話でした。

すごく鈍いくせにかなり一途な受けが可愛かったです。それだけに傷つけられるだけ傷つけられた姿が可哀想で仕方なかったのですが、読み終われば最初は腹が立った攻めのひどい仕打ちにもそれなりに納得もしました。ひどいとは思うけど、しょうがなかったのかなあ、とも思えるような…思いたくないような……やっぱりあんまり納得したくないのかも(笑)だって受けが本気で可哀想だった(;-;)でも結果として受けも攻めも幸せになってくれて本当に良かったです。