レビュー一覧

全5巻の『キスランディング』シリーズ。因みに‥「キス」、「ラブ」、「ヘブンズ」が大澤＆野城カップル。後の「ラプンツェル」、「アフロディーテ」が松橋＆田中カップルのお話がメインですが、お互いちょこちょこ登場します。実はメインキャラ達‥はっきり言って「難あり」なんです。天才パイロットの大澤は男も女もカンケイありまくり。野城は美形なのにトラウマで27歳になってもお付き合いしたコトもない‥のにアルコールを飲むとキス魔に変身。松橋はオトコの為に全てを投げ打つ純情さを持つ反面、他の男とも寝ちゃうし。田中は一番マシだけど、ドン底に落ち込んだ時にオンナのトコにいっちゃうのは反則でしょう。航空業界の世界観は凄く丁寧に描かれていたけど、余りキャラに魅力を感じれなかった作品です。

ベテラン作家さんだし、好きなパイロットものだしと期待していましたが…。受けが酔うと甘えん坊になったりエロくなるのは好みだけど、赤ちゃん言葉はイヤかも…。一気に興ざめ(笑)受けがちょっと迂闊過ぎてあまり好きになれませんでした。でもパイロットもののお約束、飛行中アクシデントが起こり、生きるか死ぬかって緊迫感のなか、攻めが受けに愛の告白～って意外に定番なのね…。ベタな展開ですが、そこは好きでした(笑)

ハーレクインみたいでした。攻が、スパダリのテンプレってこういうのだよね？みたいな書かれ方で、人間味が感じられなかったです。なんであんなに偉そうなんだろう。