レビュー一覧

エロを読みたければこれ！って感じの濃度と密度です。でもストーリーもきちんとあるしそれなりに切ないので楽しめると思います。受の透也がちょっとMっぽいところがあるのですが、攻に翻弄されているところがエロ可愛くていいです。攻の穂高が最初はエキセントリックでわかりにくいのですが、最後の最後で彼の気持ちがわかると納得できます。大人同士の濃厚な恋愛で楽しめました。

受けの彼女からしたら本当に「有罪」なんて一言で済まされた日にはしばきたおしたくなるくらい罪深な関係なのでは…。お話はおもしろかったのですが、改行のみで一行も間を開けず唐突に場面が切り替わるので慣れるまでは少し読みづらかったです。

「罪」シリーズ最初の作品！ 編集者と作家という良くある設定ではあるが、ふたりのエロチックな世界にはまってしまいました…。出逢いから付き合う過程が描かれています。セクシーでなにもかももっている攻めでミステリー作家の穂高が、受けの透也ひたすら溺愛するのですが、お互いに愛情表現が下手なため、こころがいつもすれ違う。 そんなふたりにイライラしながら、思わずはまってしまいました…。

婚約者がいるのに、同性への深い恋慕に囚われていく受けの心理が、丁寧に書かれていて、面白かったです。

穏やかで人当たりの良い美形の透也が、先生の手にかかると別人のように乱れる様がすごかったぁ。婚約者さんはお気の毒としか言いようがないですが、結婚する前にギリ透也が決断できてよかったんじゃないかな。いや、透也と結婚はしたくないもん。

初めて読む作家さんでしたが、エロもあって切なくて良かったです！

濃厚なエロです。呼吸困難になるほどです。ただ、この一冊だけではストーリー的にいって物足りないと思います。甘々な二人は次の作品で、て感じでしょうか。

編集者の主人公が、担当の作家に原稿のために身体を差し出しながら心を奪われていき、婚約者や常識との間でひたすら悩みまくります。その心の葛藤の過程もよかったのですが、ちょっと長く心が通じあってからのシーンがもっと読みたかったかな。