レビュー一覧

身分違いと不幸な誤解。10代の時のヒロインの行動を責める気持ちにはなれません。酷い父親ですが、優しい祖父母のいたことが救いです。作中 “お堅い” と言われているヒーローですが、思いやりのある常識人です。再会後のヒロインのことは大切にしてくれます。ただ作品としてはすべてに予定調和どおり。可も無し不可も無しといったところです。それにしても登場しないヒロインの実母って、何してるのかな。

普通な・・・感じです。読み進めてみてもヒーローは傲慢ではなく、狭い範囲の土地だからこそ古い因習が弊害になっているというか・・・ヒーローは傲慢ではないけど、気弱なヘタレか。ヒロインを守る力があるのに、相手を気遣ってぼくなんて、という後ろ向き野郎。頑張るヒロインは好きだけど、ヒーローがなんかダメだったので☆を減らしてみた。

ヒーロー傲慢でもなく、常識人かもしれませんが、一夜を共にした女性の動向も確認しない自分の気持ちだけ大切にする愚か者だった、ということでしょうか。跡継ぎの問題がなければヒロインとも結婚しなかったでしょうね。ヒーローの側近もヒロインが子供を産んでいたことを知ったら180度反応を変え、昔の行動に謝罪もしない（特にヒロイン祖父母に謝れ！！）。何よりヒロイン父最低ですね。再婚相手にばかり良い顔して、勝手に親展の手紙を握りつぶす。こんな状況でヒロイン、よく曲がらず真っ直ぐ子育てしたわ。ヒロインに優しい祖父母がいて良かった。ヒロイン父、愛情もかけず、ヒロインにトラウマすら作ったくせに。もっと苦しんでも良かったのに。

普通に面白かったです。ヒロインの父親がなぜヒロインを引き取ったのに可愛がらなかったのかが気になります。そして、村長がヒロインのことをあれほど嫌ってたのに、再会後は特になんでもなくなっていたのが？な気分でした。ヒーローは、優しかったけど、ちょっと物足りない。

１０代のヒロインの取った行動は、父親の愛情を求めてのことでもあり、あそこまで酷い目に合うなんて可哀想。しかも、様々な誤解や土地柄、しきたりから１０年もたってしまいました。その間、祖父母の助けを借りて出産、育児しながらカウンセラーとして働いてきたヒロイン。ヒーローも家柄にがんじがらめになりながらも、誠実に後悔していました。結婚してからのヒーローは頼りになるし、ヒロインの望んでいる以上にヒロインや祖父母の名誉を回復しようとしてくれて、さらにヒロイン父とも和解するチャンスをくれるなど、言葉通り一生かかって愛を証明してくれています。何より、息子がヒーローソックリで、幸せそうで良かったです。

王道で、絵柄がやや「古風」ですが、説得力のあるストーリーが良かったです。 普通なら、１０年って長過ぎ！その間探しもしなかったの？とシラけるところですが、ヒーローの立場と慣習から考えたら「まぁ、有りかな」と。 （海外に住んで長いので、日本の常識や考え方と全く異なる世界がある事を実感する事が多いので。） 周りの思惑で引き裂かれても、どれだけ時間が流れても変わらない運命の相手への思い…ロマンです。 ヒロインの祖父はこうなる（ハピエン）ことを願って、2人をもう一度引き合わせるために自分達の遺灰を故郷に埋葬して欲しいと言い遺したのでしょうね。

10年というのは長すぎる。ヒーローの立場だったら結婚しているはず。父親との和解もあっさりしすぎ。ヒロインは頑張っているけれど、ヒーローはヘタレです。

ヒーローとヒロイン父、都合が良すぎませんか?　ヒーロー父はよくノコノコ出てこれましたね。辞退するべきでしょ。ヒーローも今ごろ愛していたなんて言っても、今後の生活をうまく行かせる為じゃないと言えますか？　手紙の返事が来なかったから何故探さない。探しもしないで他の女と付き合ってるんだ。若い子と寝ておきながら逃げて、生殖能力が無くなったのに息子が現れベットの相手をする奥さんも手に入れ最高ですね。

シングルマザーと復縁ものです。ふしだらな娘と言われた上に、公爵と関係を持った為に家を追い出されてしまったヒロイン。実際は父親の気を引こうと派手な格好をして居酒屋に行っていたのみで、祖父母の力を借りながらも自立し子供を育てていました。ヒーローは思いやりがありますが、ヒロインと親密になったのは一晩だけなのもあり、手紙が帰ってこないからと諦めてしまった人。二人の関係そのものは、互いに愛されている自信がないだけなので、むしろスムーズです。子供も幸せそう。ただ、周りの人がな…ヒーローが病気の後遺症で子供が望めないからヒロインの子を受け入れたんだよね？とか、ヒロイン父親は虐待レベルなのに反省してるのか？思います。まあ、こんなクソな周囲は放っておいて、幸せになって欲しいです！

絵が綺麗で予定調和、とても読みやすいですが、ヒロインは頑張り屋さんでも周りがちょっと…と思い無制限にはしませんでした。子供が反抗的なのもマイナスです。