レビュー一覧

シリーズ６作・リヌッチ家の息子たち５−五男ルジェーロ編です。六男カルロとは二卵性双生児です。シリーズで、陽気でひとなつっこい弟として登場していたヒーロー。このお話ではシリアスです。過去に短期間だけ情熱をわかちあった女性。忘れる事ができなかったひとと良く似た女性があらわれ〜とお話は進んでいきます。ヒロインの献身愛に心うたれます。

このシリーズ、どれも凄く好きです。ヒロインの「後始末で傷付くのは慣れてる」という台詞が重くて辛くて切なかったです。一人の女性を巡って、散々傷付いてきたヒロインと、手酷く裏切られたヒーロー。傷を舐め合うでなく、ゆっくり支え合っていくのが良いですね。

女性としてはかなり辛い話だったわ。比べられて生きてきた事実はトラウマになってしまうから。

リヌッチ家の息子の話で、美人で奔放な従姉妹の尻拭いばかりさせられてきたヒロインが、その従姉妹を忘れられないヒーローに従姉妹が計画的に身ごもった子供を会わせ、いろいろあった末に、ハッピーエンドになる話。

もうこのシリーズ最高ですね〜ドキドキして一気読みしちゃいました。

リヌッチ家シリーズ、これだけあるのにストーリー全く違います。ルーシー凄いぞ！そして伊藤悶さんの絵柄が内容に合っていると思います。シリーズ通して切なくて心温まります。ああああ、金欠なのに〜〜全て購入ですよ。だって１話だけなんて無理だもの！

とても良かったです。思慮深く、真っ直ぐで、好感のもてる素敵な主人公達でした。他の兄弟のお話もよみたくなってしまいました。

美しく優しさにあふれたラブストーリーでした。

忘れられない女性、外見の華やかさに魅了され短期間で失踪した事でさらに女神化されたのでしょう。ヒロインに会えて良かった、今回も素敵なお話しでした。

泣かせるなぁ。良い作品だった。出会いは良いものではないけれど、お互いが惹かれあっていて切なくて…よかった。