レビュー一覧

私自身は乙女ゲームを殆どプレイしたことがないのですが、「乙女ゲーム」の設定をしっかり活かしつつ、アンチテーゼ的だったりメタ的な部分も盛り込んでいるんだろうなと思いました。また、主人公たちの内面にもしっかりと焦点が当てられていて読みごたえがありました。　しかし今作の最大の功労者は完全に幸久さんですね…。本当にお疲れ様でしたと言いたい…(涙)　それにしてもちょっと気になったのですが、「電子限定おまけ」は本当に電子限定でよいのでしょうか？？　いや、その前のお話まででもちゃんとハッピーエンドなのですが、旺介くんが本当の意味で幸せになれたのは電子限定おまけの中でのエピソードだったように思うので…。　何はともあれ、全体的にはテンポよく楽しく読めました。

意味が良くわからないと思うつつも引き込まれて、夢中で読んでいました。

戦国が舞台の乙女ゲームの中、非業の死をとげる若様の中に転生してしまった主人公。前世の推しである八重さんと仲良くなって、まるで自分がヒロインになったように大切に扱われてハッピー☆、彼と一緒にシナリオを変えるために頑張るぞ~！…って紹介文のようなラブコメではないです、この話は。転生してからの主人公が基本的に「八重さん八重さん」って萌え転がってるからうっかり楽しんでしまったけれど、後半は結構ホラーでした。そして、ヒロインの菊姫ちゃんも転生者なのかと思ってたらまさかの…でした。これもホラー(爆死するしね)。他の方も書かれていたように、一番の功労者は幸久さん。彼の頑張り、壮絶な覚悟、桃丸くんを思う深い愛に涙。菊姫ちゃんを動かしていたモノの執念と、八重さんの一念の対決。最後に必ず愛は勝つ。あとこれも他の方が書かれてましたが、電子版限定の書き下ろし、書籍の方ではどうなってるのかな。チェックしてないので分からないですが、本編に入れておいた方が良いと思うほど主人公と八重さんの絆を深くするエピソードなので、必読です。

毒親のせいで自己肯定感低い攻めが努力で認められて、推しから好きな人にバージョンアップした攻めとハピエンになってとても良かった。

カワイ先生のイラストと話が面白そうで購入しましたが、可愛かった…イジイジしながらも知識をフル動員して頑張る受けも、辛い過去と課せられた使命と、受けに愛情を持っていく攻めも、かわいい天使息子も、全てが私にはハマりました。ドロドロじゃない、でもハッピーエンドを読みたいときにはオススメです。何よりイラストが合ってます！

面白かったです…かつ、笑えました。転生物でBLで小説の面白そうなのを探していて無料サンプルが面白そうだったので読んでみました。読みやすいですが実は重い背景があったり、クライマックスに近づき明かされる登場人物の裏側、ハッピーエンド後など、心暖まるエピソードに「よかったね！」と素直に思いました。BL小説特有の濃厚な絡みシーンはほぼ無いですが、2人の関係性良かったし、ストーリーがわかりやすいのも良かったです。