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山岸凉子先生の「怖い話」はただゾッとするだけではなくて深く考えさせる部分がある。そこが唯一無二。
1981年、1985年、1995年の作品が掲載された作品集です。昔読んだ気がします。それでもストーリーをほぼ忘れていたので、怖さにドキドキしながらページをめくりました。(電子コミックですが)山岸凉子さんの怖い系は外れなしですね。
山岸先生の作品からはいつも、漫画という形態で人間の哀しみ、人間の苦しみ、もがき、欲と現実を見せつけられます。
ふと夜中に思い出して恐ろしさに布団に潜り込みたくなる、そんな味わいの作品。山岸作品は生涯忘れられないものばかりです。日本ならではの怖さが染み込んでいる感じというか。歳をとるほどに怖くて哀しくて味わい幾重にも。
初めて読みました。特に最初の鬼は読んでいて途中で胸が痛くなり気分も悪くなりました。とてもじゃないけど飯が喉を通らんって感じ自分にも初めに食べ始めちゃったくらいの子供が居るので想像して辛かった。なんとか子供が自分で働けるようになるまでは飯は用意せねばそんな気持ちになります
毒親の自覚が無いから 現代でも傷付いてる子供って沢山!居るんだし、「鬼」って人間が作り出してるんだな。と言う、昔の漫画なのに 相変わらず心に刺されまくりな漫画を書かれる作者さま。 小さな子供がこんな長い間、苦しんでたのか。と悲しくて哀しいお話しだったけれど……お手紙もって走ってく所で号泣しました。救われて良かった。2作目は、本当。どうしたらこんな世界観な作品書けるんだろ。ってくらい芸術作品 プラス お着物が綺麗で着てる方の作品だなーと。まだまだ、名作があるので どんどん!電子化されて欲しいです!
最後まで息を詰めて読みました。ただ怖いだけのホラー作品とは異なり、人間の餓えや欲、弱さが「鬼」を生みだしてしまうという重いテーマに胸をえぐられます。山岸先生の圧倒的な描写力に引き込まれ、最後まで一気に読んでしまいました。
「鬼」は、過去と現在二つの話が交互になって、読者が状況を俯瞰して読んでいけるような構成です。過去のとんでもない悲惨な展開が淡々と描かれています。現在の方の、心に闇を抱えている青年とリンクしますが、仲間の優しさで両方の人生?が救われてホッとしました。「ある夜に」と「時じくの香の木の実」は、あとほんの少し、例えばもう1ページだけ、先を描いていただけたらな~と思ってしまうような、そんな終わり方でした。この、人の心に刺さる演出はさすがだと思います。
表題作は「鬼」は作者さんがあまり調子が良くない時期の作品なので絵が滑らかではない部分がありますがそこが異様な生々しさと恐ろしさにつながってるかも。珍しく救いがあるのでホッとします。時じくの香の木の実は話は微妙で救いもないですが絵が絶頂期で姉妹が綺麗すぎる!
山岸先生が描く漫画は、メッセージ性の強いものが多いためか、作品のほとんどのシーンを覚えてる。名作は何年経っても色褪せない。素晴らしいです。今回はカニバリズムが入っているので、苦手な人は注意。
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山岸凉子先生の「怖い話」はただゾッとするだけではなくて深く考えさせる部分がある。そこが唯一無二。