レビュー一覧

安定の読み応えでしたぁー。このシリーズは出るたびに読んでしまう！！歴史にちなんだ案件で日本各地、たまーに海外まで行くので読んでても楽しいです

久々に呪い系で玲子さん達が戦う、という展開でした。戦うというよりも、お片づけをしていくという流れですが、筆者が当事者なためか心霊体験が多く書かれていて良い。しかし、初期のころと違って怖いと感じないのは、筆者こそがただ怖いと脅える一巻ではなく、怖いけれどうざったいと強気になってしまう様になったからでしょうか。それにしても、この令和な時代でも呪いがあるし、霊能者として活動できる余地があることが驚きです。

今回はほとんどが長編のお話だけだったので、サラサラ〜と読んで終わってしまいました。なんか消化不良…。

何十年も読んでいるシリーズです。黒き念の術者を読んで、寺尾玲子さんが仕事を解決させるために、どれだけ気力も体力も精神力もかけて準備や調査や執行しているのか実感しました。生半可な、真似事のような状態の気持ちでは行えません。そこに感情もあるわけですから、山本まゆりさんに術をかけた女性は、中途半端な仕事をしていて、そこに特別意識や慢心や悔しさ(妬みになるのかな?)もかなり大きかったし、玲子さんが最後にこの人を潰そうかどうかと悩んで、そうしなかったことをこの女性は感謝しないといけませんね。呪術とか、やっていることは怖いことだけれど、利用したいまゆりさんを利用できなかったその悔しさ(妬み？)は、この女性の未熟な精神性と霊性(?)、と思ってしまいました。天宮みっちゃんシリーズやその他多々ありますが、ホラー漫画のジャンルでなく、スピリチュアル漫画で確立してほしいです。

作者さん買いです。全部読んでいます。スッキリ解決するところが良いです。

呪われて花が枯れるというのはすごく怖いなと思いました。

真面目に生きていても呪詛とかかけられちゃうんだ、最近調子が良くないって時がきたら付き物ののせいにしてしまいそうな内容でした

やっぱり面白い。最初の「部屋の隅の白い影」から早三十年以上も続くシリーズ。凄すぎます。時代とともに相談の内容も解決の方法も関わる人たちも変化してますね。こんなに長くシリーズが続くのも必要とされてて、さらに読んでいて気持ちいいいからだと思います。これからも読み続けたいです。

これまでもれいこさんの作品を読んできましたが、最近はベテランの域に達しているようです。派手さなどはなく淡々と処理している感じ。安定感のある作品です。派手な演出を好まれる方には物足りないかもしれません。

いろいろな世界観があるのだと感じられる作品でした。なかなかリアルな描き方がされており、細かく表現されていて良いと思いました。