レビュー一覧

用務員のお姉さんが活躍(?)するこの作品を読んで、教師という職業の困難さを却って感じてしまった。用務員というある意味、生徒に対しては部外者的な気楽な立場と、教師特に担任なんかになるとがんじがらめに責任を持たされてしまう立場との違いを痛感してしまった。部外者のほうが適切な対応を取れる場合が多々あるのだとうなと感じてしまう。絵柄は意図的に稚拙なものにしているのかしらん。あまり好きではないが。

用務員さんの振る舞いは、常に誰かを気遣っていてとても素敵でした。日常のなかで発生するちょっとした心の傷をすくい取ってくれるような作品です。続巻も楽しみです。

人物のデッサン？がおかしい気がするんですが ...。それが気になって読むのに集中出来ず数話てギブアップ。

思春期の少年少女たちの悩みや苦しみをテーマに、学校の用務員である女性が関わることで、ほんの少し気持ちが軽くなる…というお話。いかにも漫画的なズバッと解決！ではなく、問題自体は解決してないけど、これから良い方向に向かって歩いて行けそう…という具合にゆるく生徒と関わって程良い距離感を保ちながら、見守っていくスタイル。用務員である伏見さんの存在こそ、いかにもフィクションという感じですが、生徒たちの抱える苦悩は現代社会においては、かなりリアルではないかと思います。ただ、やはり漫画的な盛り上がりに欠ける漫画なので、どうしても物足りなさを感じてしまいました。絵柄は少年漫画のような親しみやすい画風で、ゆるめの漫画が好きな方向けかと。

学生の頃って先生でも親でもないただの大人ってなかなかいないと思う。こういう人が学校に一人くらいいたらいいなと思う。

こんな人が学校泣いてくれたら嬉しい。ほっこりしました。

ゆるい日常系かと思いきや、内容は結構シリアス。学生が直面する重く捉えてしまいがちな悩みを、伏見さん(1巻の表紙の用務員さん)の明るさで、前向きに考えさせてくれる。説教やアドバイスではなく、共感で不安に寄り添ってくれる、そんな話です。後、思いっ切り関西弁ですね。

面白かった。私は心理系の仕事をしていて、成人したばかりくらいの若い女性のカウンセリングをすることが多いんだけど、この漫画は共感できるところがたくさんあった。辛いのに明るく振る舞ってる人を前にして、「強い」とか「この程度」「よくある」みたいな事を言ってはいけないと思うけど、良かれと思って言っちゃう人はたくさんいる。続きも読もうと思う。