レビュー一覧

個人的にはこの作家さんとあまり相性がよくないのだけれど，喜怒哀楽が少なくて淡々と進むこと自体は割と好きなほう。…ただ，始まりも終わりもなんとな～くで始まってなんとな～くで終わってる感じで，設定も周辺キャラも事件らしきものもうすーーーく関わってくるだけで，いろいろもったいない。こんな事件が起きて，ここに立ち寄ってとか，ゴールに至るまでの道筋として，あらかじめ構成を練るんだろうけど，それがなく歩き出した感じでした。二人して表情が薄いので，何がしたいのやら～という印象でした。先輩の表情が小出しに出てくるところは面白かったので，これから二人のいろんな表情が見れるんだろうな，というところで終わってしまったのが，これまたもったいなく感じました。

うーん、うーん。うーん…。作者様買いでしたが、いまいちでした。すみません。あの当て馬さん、なに？まったく話に関わっていないのに受けのことが好きって告白なに？スピンオフがあるってこと？無駄にかっこいいし。受け攻めの魅力がいまいち分からないです、キャラ的に中途半端で攻めのマッドな性格も中途半端、受けの健気さも中途半端。惹かれ合う理由も中途半端。雰囲気はいつもながら良いんですが、今回は、え、読者に察しろってこと？みたいなお話でした。途中の回想シーンもわかりずらい。何回か前ページに戻って読み直して、ああ、これ回想シーンなんだとやっとわかる感じ。それで今回一番気になったのが、背景に写真を使って描いてることが多いのがめちゃくちゃ気になりました。青年誌でよくある技法ですけど、やめた方が良いと思います。漫画として却ってしらけます。どんなに絵が下手な漫画家さんでも加工してあるとはいえ、背景に写真はそのまま使わない方が良いです。実写の中にアニメのキャラが動くあの、しらける感じによく似てる。写真の背景を何カ所も見せられてもまったく魅力的な漫画に感じないです。漫画家さんが描いてる背景だから眺める(読む)のであって、写真を加工してそのまま載せられても…。絵が上手く見られたくて写真を使ってらっしゃるのか…、補うために使ってらっしゃるのか…。大変失礼なことを言って申し訳ありません。

これは巻数表示はないけど続巻期待大ですよね。作者様のキャラってハイスペックが多いんですが、セリフに専門用語や知識が織り込まれていて、リアル感があって大好きなんですよね。ただこの作品で注目すべきなのは主人公２人ではなく、アテ馬ポジの宇佐美君。こんな魅力的なアテ馬見た事ありません。人間的魅力が爆発してます。過去最高のアテ馬爆誕です。完全に主人公食ってます。

おぉ。里つばめさんと言えばスーツ＆社会人のイメージなので、久々に（ですよね？）学生ものが読めて新鮮。派手な展開や超個性的なキャラクターもなし。でも一冊の中に多くの人のいろんな感情が込められていて、そこが満足感につながっているかも。特にメインの恋愛感情は、肌から伝わるざわざわも感じられてよかったなぁ。黒崎の触れ方が終始優しいのがわかる。そっと抱き合う心地よさに目が奪われました。

いつも通りさらりとしています。よく言えば持ち味が出ているし、悪く言えばワンパターン。受は関西弁、攻は無口無表情、というくらいのキャラ付けのみで、基本的にはこの作者さんのいつもの2人って感じです。ストーリーも、いつものお仕事BLのように研究の方にフォーカスするわけではないし、なんか研究ってこんな感じなんだろうなぁ、みたいな上澄を読んだ感じです。お互い何がどう好きでどんな感情を抱いてるのかよくわからない。けどまぁ好きなんだろうな…という、曖昧な何かをぼやーーっと読んで終わった感じ。

この作家さんの、社会人じゃないCPの作品を本当に久しぶりに読みました。ちょっと新鮮。攻はカッコイイし受も可愛かったんですが、攻がいつ、どんな風に受を好きになったのかがよくわかりませんでした。冒頭も、数ページくらいとばして読んでしまったかな？と勘違いして戻って読み直したり……。好きな作家さんなんですが、私の好みが変わったのかなあ。

作者さん買いですが、今回はあんまりでした。期待していた分、残念感が…。それぞれのキャラクターもはっきりしないし、話の流れもとってつけたような感じ。何より二人の感情がわかりづらい。

淡々としていて、尚且つ展開が遅く、無駄に引っ張っられているだけって感じで、何かよくわからないまま話が進んでいくので何かつまらなかったです。

えー！！？もう終わっちゃうの！？と思うくらいあっという間でした！！黒崎さん、分かりにくいー！けど大好きー！！白石くん、健気ー！大好きー！！宇佐美くんも絶対幸せになってほしいー！！と叫びたくなるようなきゅんとするお話でした。それから、なにより大好きな京都のお話…。お兄ちゃんの彼女も男前すぎて好き！！もっと読みたかったー！同棲編も熱望します！！

作者買い…作者買いなんですが、えーっとあれれっていうくらい過去イチあっさりしててあっという間に読了。ちょっと、いやだいぶ残念でした。