レビュー一覧

「神童」よりも、更に専門的な音楽知識が下地となっていて、さそうあきらさんのクラッシック音楽に関する造詣の深さが現れている良作だと思います。指揮者やオーケストラを支えるそれぞれの楽器に関する蘊蓄は勿論ですが、コンマスを始めとするオケ団員の役割やプロ奏者の日常なども垣間見ることが出来てとても興味深く読めました。

作者の音楽に対する情熱がものすごく伝わってくる作品。今まで知らなかった、それぞれの楽器の情報なんかが話の中で出てきて興味深いです。沢山調べたり取材したんだろうと思われる。漫画でオーケストラの音とか迫力がうまく伝わっています。それぞれのキャラクターが個性的で面白い。

音楽屋です。所詮マンガと思っていました。実際の音楽家以上のなにがわかるか、とも。しかし、ラスト、泣きました。どうして別の畑の方がここまでの洞察ができたのかわかりません。素人の方にはふざけたように思われるシーンも、全て演奏家アルアルです。音楽の大切なことが描かれた作品です。ありがとうございます。

面白かったけれど１巻がピークでした。別方向に期待しすぎたかもしれません。終盤～ラストはこういう演出だとわかってても物足りなかったです。

オーケストラに在籍したことがあり興味を持って購入。それなりに面白く読みました。絵柄、キャラクターそれぞれ素朴な魅力はあります。が、何度も読み返したいかと言うと…

3巻で非常に上手くまとめている。一気に読めて面白い。音楽の知識のない読者にも、それぞれの音楽家としてのキャラクターの心情をわからせるところがすごい。

この人の作品はどれも読み始めるとどんどんグイグイきます！気が付いたらもう抜け出せない深みに！オススメします！

天道という天才指揮者を中心とした群像劇。これが最後にびしっとひとつの物語におさまるところがなんとも気持ちよかった。漫画で音楽を表現したいという作者の目論見どおり、音が聞こえてくるような手法に鳥肌が立ちました。

とにかくなんか熱い。ぐいぐいくる感じがよいですね。

音楽についての知識がほとんどなかったのですが、とても面白く読ませていただきました。情熱的な漫画だなと思います。何か楽器を始めたくなりました！