レビュー一覧

何が言いたいのかさっぱりわからないけど、でもいいの。この作者さんの美意識にどっぷり浸れるのよ。

美しい母に対してのコンプレックスが、様々な岐路で道の選択になるルシンダ。見ていてハラハラする危うい感情と、その反発から得た非凡な事業家としての才能。時代を考えると、実際に存在したのでは無いかと思える女性の人生が見事に織り込まれています。

名香ワールド炸裂です！

懐かしいです。今見てみると館とかダウントンアビーにそっくりでよく研究されている。

主人公のまっすぐで純粋な性格が遠回りをさせて、でも最後は皆が幸せになったので読み終わった後はスッキリした気持ちになりました。

いろんな人生があるね。　これがこの作品を読んで出た一番の感想。どんな経験をしても他人に何を言われても、最終的に自分が幸せと思える人生を歩めればそれでいいんだなって思わせてくれる作品。すてきな作品です。

世界観が名香先生らしい作品でした。この作品もとても面白かったです。

昔イギリス好きの友人にプレゼントしたことがあります。鼻持ちならないのになんだか納得してしまう、上流階級の浮世離れした性格とイギリス的思考回路。階級社会は生きにくそうだなあ。見てる分には楽しいけれど。ハーレクインやＢＬでもイギリスっぽいものがありますが名香さんの書くイギリスが一番好きです。

作者らしい作品でした。貴族ものはハズレ無しで読みやすいです。

ルシンダは・・・脇役なの？　それぐらい脇役の人生に巻き込まれてますが！　あとあらすじにあるように、ルシンダの少女から女になるまで、ですかね。でもルシンダ・・・やっぱり甘やかされてるような？　大人に振り回されているというかそれに乗っかって悲劇のヒロインぷりがすごいというか。世間を知っているようで知らないままのヒロインになっちゃって最後はまるく納めました。ヒーローが。というくだり・・・？　母親が悪女。でも嫌いではない。気付かないヒロインが悪いのか隠しとおした周囲が悪いのか。なんというか、内容はすごかったけとすごく好き、にはなれなかったなぁ・・・