レビュー一覧

イロメ2、さらにいい！それぞれ（3組）が進展しています。この作者さんは、表現にタケテル！！

草間先生が5人くらいいて、毎月どんどん新作が出ればいいのにと思っている草間ファンです。草間さかえさんのワンコ攻めが、私の中のワンコの理想なので、イロメとか、真昼の恋とか大好きです。イロメとイロメ２は、野田先生、白川先生、高校生カプの主に3組のＣＰが短編、中編で出てきますが、私は壬生谷×白川先生が特に好き。壬生谷は、素晴らしいワンコだ。イロメ１の最後のＨ，なんかラブラブでたまりませんでした。イロメ２も、各ＣＰの愛がさらに深まっててぐっときます。

草間さんはこういう「日常におけるなんでもない場面からの男同士の恋愛」を描かれるのがとてもお上手だと思います。ホンの少しの反応、だけどそこに漂う互いの意識。お勧めです。

初めは粗く感じる絵がどうかな？と思いましたが、全然大丈夫でした。ゴツゴツした身体がむしろ色っぽいです。お話は先生×生徒、先輩×後輩、幼馴染の2人、先生×卒業生の４組のお話です。それぞれの抱えているものや考え方の違いがあり、ストーリー重視の方におすすめです。ヌレルの方では、先輩×後輩以外のその後のお話が見れます。

本気で真に受けるやつなんかいない。だけど、自分のように真に受けて、現れてしまった。白川先生の切ない初恋と、すれて大人になったはずなのに見栄隠れする繊細な心がすごくよかった！二巻では野田先生の学生の頃の相手が悪いと心が言うのに防具をつけるのは待ちませんっと正義を振るうのが かっこ良かった。野田先生、男らしくて潔くて頼られてて、あー好きなキャラだった。

評価を下げて申訳無いのですが…こういう人もいるのねという事でお許し下さい。「高評価＝自分にもおもしろい」とは違うんだなぁと痛感しました。どうやらこの作者さんとは相性があまり良くないようで私には面白くありませんでした…。ストーリー重視の私ですが、話の起伏があまりなく、頭の中を滑る様に物語が過ぎて行き、退屈に感じたので読むのを途中で止めてしまいました。イロメでも、僅か数ページ目で突然好きだの嫌いだの迫るシーンがおっ始まって、物語の「ヤマ」まで読み手の感情を引っ張る「引き」が無かったので全く盛り上がれませんでした。サンプルで読んだ時に「あれ？カットされてるのかな？」と思って購入してみたら変わらずでびっくり。収録作品全て（読んだ中で）に言える事ですが、登場人物がどこで、どのように心が傾いて行ったのかが描かれていないので「hmm..?」という感じ。お互いの心の動きの途中から始まっているように感じたので、私の様にゼロから少しづつ積み重ねて行く物語が好きな方には向かないかも。３チケで十分だと思いました。

初読みはだいぶ前ですが、何度も読んでいますし今読んでもとってもイイ。言うまでもなく作者様神様なので。「イロメ」は「色目」です。先生の謎のまなざしは色目だった、という素敵な話。生徒×先生が２本、後輩×先輩、幼馴染同級生のひとつの高校を舞台とする(だったと思う…)４組オムニバスで、「ヌレル」はそのうち3組の続編。オムニバスですし短編も長編も定評ある作者様なのでぶつ切れ感はなく読みやすいです。ただねー、ホントは年上攻が好みの私としては、先生×生徒カップルも入れてほしかったなー。２巻続けて読むとやっぱりそう思いますね～。ま、年下ワンコ攻が基本スタイルの作者様なので仕方ないですけどね～。

大好きな作家さん。本当に日常の風景なのに　こんな風に物語を紡げるのかな。視点がすごい。この２作品も大好きな作品です。綺麗で可愛くて　男が惹かれちゃう　学生時代の白川。自分の意思とは裏腹に。力をつけなければ・・自分で守れるように・・・自分に好意を向けない野田先輩に頼んで剣道部へ、そんなとき野田が好きだった先輩が白川を襲います。こんな時を過ごした　唯一無二の存在の先輩と（野田）後輩（白川）。決して恋愛にはならない二人。たくましく大人になった白川の新たな愛が　またいい。もう華奢で弱い白川じゃない。うーん・・いいなあ・・・この作家さん。４コマ漫画も　めちゃおもろい♡

昔雑誌で読んでまた読みたいと思い探していたお話『花いちもんめ』が収録されていました！タイトルを完全に失念してしまい、もう見つけるのは無理かと思っていたのですが、やっと見つかって嬉しいです！さかえ先生のお話はとにかく雰囲気が好きです。登場人物達が惹かれあうのがとても自然に感じるというか。切なかったりきゅんとしたり、また読みたくなるお話ばかりです。エロもあって、これもまた色っぽいのですが、エロメインじゃないのでストーリー重視の方におススメです。また、ごつめの受けが苦手な方は避けたほうが無難かも。

男らしさの中に時折見え隠れする可愛らしさが、とてもさりげなくて好き。絵柄からか草間さんの作品は、読むといつも懐かしい匂いがして切なくなります。イロメシリーズは1番好きな作品。心地よく余韻に浸れます。