レビュー一覧

この作品を読んで、平安時代に興味を持った方も多いはず。瑠璃の破天荒な性格は、平安時代にありえないですが、それも理解してちゃんと読める作品です。原作の氷室さんは作家さんなので、設定など細かい所は流石、しっかりしており、山内さんも瑠璃姫のぶっ飛び振りを上手く表現されてます。この作品を読んでから、他の平安ものを読むと「あれ？」と言う感じになるのは、いかにこの作品がしっかりとされているかが理解出来ますね。続編では、高彬がまたかっこよく書かれてて、（続編で高彬が好きになった方も多いのでは？）そちらもレビューしたいのですが、何故か出来ません。続編も含めて☆５つ。原作者の氷室さんのご逝去、今後続編がもう読めないと思うと残念です。ご冥福をお祈りいたします。

人妻編より，読み応えがあります。吉野の君のことでは号泣。思い出，煩悩を断ち切らないと先に進めないからなのか最愛の瑠璃姫を殺してまで，計画を進めようとしたこと，全てを失った中で引き返せない運命と自らの死で決着をつけようとしたこと，それでも，なお，その決死の吉野の君を身を呈して救おうとした瑠璃姫のお話に涙しなかった読者はいないんではないでしょうか。氷室先生がもういらっしゃらないことがとても無念です。

子どものころ原作のファンになり、漫画も読みました。今読んでもよいですね。おすすめです。

懐かしい・・・！鷹男が素敵だった・・・吉野の君も良かった。高彬も悪くはないのだけれど。

以前紙書籍を持っていましたが、久しぶりに読むとやっぱり面白くて、つい電子で全巻買ってしまいました。

もうだいぶ昔の作品になるのに今読み返しても本当に面白い。自分の中で平安物というと真っ先に浮かぶ作品です。

主人公が自分勝手で強引なので、あまり好きになれませんでした。相手の男の子に対しても何でそんな偉そうなの？と…身分も彼の方が上みたいだし。1巻しか読んでないので、2巻目以降は魅力的に感じられるのかな？平安時代の勉強には楽しめながら読めるのでいいと思います。

なんだか現代的すぎて、平安時代の風情が…。でも言語は別にして、その当時も型破りな人はいたかも。

　小学生の頃実家にあった人妻編の漫画を読んでハマり、その後小説版も読みました。この作品がきっかけで古典や歴史に興味を持つようになったので、個人的にとても思い入れが深い作品です。　氷室冴子先生の原作もとても面白いですが、原作の良さを残しつつ描写がわかりやすい漫画版も好きです。少女漫画らしさはありつつも甘すぎない絵柄に、シリアスシーンとコミカルなシーンのメリハリがしっかりしているのが魅力です。瑠璃姫のまっすぐな性格には、大人になった今でも、いやむしろ色々な経験をして大人になったからこそ惹き付けられます。瑠璃姫の歳をとうに越えた今では、現代でいったらまだ高校生くらいの年齢で、しかも貴族の家に生まれて、あれだけの高い行動力と意思の強さを持って動くことができるのは本当にすごいことだと思います。作中の人物の多くが何だかんだ言って瑠璃さんに好感を持つのもわかる気がします。現代にいたら、変わり者だけど学校や職場の男女両方から人気があるタイプだと思います。　昔の作品ではありますが、今なお色褪せない不朽の名作だと思います。周りでこの作品を知っている人が少ないのが悲しいです。個人的にアニメ化してほしい漫画の上位に入っているのですが、氷室先生が亡くなってしまっているので恐らく叶わないのが悔やまれます。　人妻編以前の部分の漫画だけなぜか実家に無く、古本屋を探しても無かったので、電子書籍の形で読むことができるのがありがたいです。

原作小説を漫画化したもの。違和感なく、漫画化されていて良作だと思います。平安時代のお転婆お姫様が主人公で、かなりハチャメチャ（←いい意味で）ですが、面白いです。時代設定にこだわる（この当時、こんなのあり得ない！）方には、不向きかな。★3なのは、やはり、原作小説の方が断然面白いから！