レビュー一覧

モノロマは信頼しているので迷わず読み、やはり安定感あるなと思いました。楽しめました。両者とも社会的に成功していて、特定の恋人はあまり必要としていない。そんな二人が割り切った関係で…と思ったものの、それは運命的な出会いだった。と、ストーリー的にはよくあるものなのでやや単調に思えるところも。二人ともほぼすべての面において恵まれていて顔面偏差値も高くベッド上の能力も並外れて…、出来過ぎ感は否めないけれども、不必要な嫉妬はなく必要な嫉妬はしてくれて甘々ですから、安心できるものを読みたいときには最適。ブライスの父との対決シーンのあたりは胸を打たれました。強い男はいいな。読みにくくはなかったですが、ところどころどちらの台詞なのか迷う部分もありました。

一夜限りのはずだったマイケル(受)とブライス(攻)。マイケル目線ととブライス目線どっちもあるので読者としては安心して読めました。嫌な奴も出てこないし、大きなトラブルもなかったです。攻めのお父さんがちょっと引っ掻き回すくらいでした。お父さんは仕事では大成功してるけど家族は犠牲にしてるので、息子の扱い方がわからなかったのかなと思います。親心からの心配もあったのでしょうが…最後には謝ってくれてたし悪い人ではなくて良かった。最後のやりとりを見てると、シュローダー親子は今後マイケルに手綱を握られることでしょう。物語としてはちょっと物足りなく感じます。受けがツンデレってほどでもなく、たまにボシーな言葉遣いになるくらいでした。作者が日本の方ではないので、言い回しが難しく感じることもありましたがそれはそれで楽しかったです。セリフもスキンシップも甘々でした。

あぁぁぁぁ。父さん、最低だよ。息子を自分の手の内に入れたいがために失敗するのを望み、望むだけならまだしも失敗させようと行動に移すなんて。自分でぶち壊しておいて、「ほら、やっぱりそこは駄目だっただろう？お前にはここしか無いんだからこっちおいで」みたいな。さすが攻めの生い立ちを考えるとただの親とゆう他人だけある。これ父親と縁切る案件！！許す２人は、偉いなぁ。ここだけイラッとしましたが、２人が近付く過程もとても素敵でした。ブライスが父にキレたところは何度も読み返すと思います笑。

恋に落ちる2人の心情が可愛くてニヤニヤしてしまいました。Hはありますが描写はあっさり。とにかく2人が恋に落ちる様子をみせて貰っているこっちが照れちゃうお話でした。