レビュー一覧

こういう和風のファンタジーが好きなので、楽しく読めました。色んなことが最後までに回収されたし、とてもよくできたお話だと思うので評価が低くてびっくりしていますが、好みなのかな、と思います。

鳥谷ワールドは今回鳴りを潜めてましたが、妖と人間の世界が交差する世界観はよかったと思います。登場人物たち(妖)がかわいかったです。

「紅狐の初恋草子」が大好きなので、この世界観もすんなり没入。おしゃれな一反木綿と「ハウス!」に従う空中金魚に笑えます。キャラのたった脇役もたくさん出てきて楽しい。今回勝手に期待していた妖のもふもふ感がちょっと足りないのと変態さんがいなくて寂しいので☆一つ減らしましたが、この世界観のシリーズをぜひ続けて欲しいです。

和風ファンタジー好きだし笠井先生のイラスト入りだし鳥谷先生なので大丈夫だろうと購入。今回はノーフェチなので変態紳士を求める方には物足りないかも。攻めは人外ですが正統派のスパダリでした！姿もほぼヒト型で狐姿は最後に少しだけ。終盤まで本心は語らないままですがバレバレの溺愛で気が利いてて優しくて完璧な攻め様。イラストも素敵！受けはスノービューティと言われる美形設定はあまり活きてないし、自分の言葉が足りないのに子供っぽく八つ当たりしたりで弁護士という職業がピンとこず。スレ違いの切なさもいまひとつでマイナス1。ファンタジーなのでご都合主義的なところもありますが妖怪との特殊な世界や脇役達もイキイキとした描写でページ数も多く読み応えがありました。

毎回、攻めの特殊な性癖が昨日の一つの楽しみでしたが、そんな癖もなく受けだけがいつもの様に一人でグルグルしているだけで話に入り込めませんでした。久々の新刊で期待値が高かっただけに残念でした。

とーっても面白かった！５は最高点なのでめったにつけられないから、気持ち的には4.5です。受けの性格が大好きなのとそれをすっぽり覆うような攻めの大きさがいい。ただ大きすぎて本心が隠され過ぎてくっつくまでに時間がかかったけど、それすら楽しかった。

一族の掟が気になるが白鷹って名前からして雅でいいです。

面白いお話だった。えっちもあって切なくて。でもちょっと口が悪いかなと思った(笑)