レビュー一覧

殺し屋を引退し、秘境の温泉宿で働く、通称“源さん”。この源さんを中心に描かれる人間ドラマ“湯けむりスナイパー”。平成２１年(２００９年)に、テレビ東京でドラマ化されたのをきっかけに知り、１巻を読んでみた後、あともう１冊だけ読んでみようか、という事を繰り返すうちに、結局全巻制覇し、すっかり私はこの漫画の虜になってしまった。秘境の温泉宿、様々な人間が訪れる。女体盛り、裸やセックスの描写もあるにはあるが、当方女の自分にも、決して不快ではないのは、中心に描かれている源さんが、ハードボイルドというには、どこか柔らかさをも持ち、硬派で寡黙ながら、内柔外剛、芯が通っていて品もある謙虚な人間だからなのだと思う。旅館の美人女将に番頭さん、仲居さん達、近所のスナックのママ、作品が進むごとに、元ストリッパーのトモエ姐さん、芸者の小雪ちゃん、海の家のオーナー君江ちゃんも加わり、更に作品の人間模様の彩りと魅力は増していく。絵も緻密で、秘境の温泉宿周囲の移り変わる四季の描写は、作品の内容と共に魅力的に描かれており、特に白黒の漫画に映える、冬の雪国の描写が美しいです。現在もパートⅢが月一で連載されており、新刊を心待ちにしております。この漫画が、こちらでもアップされる事になり、非常に嬉しいです。社会をある程度生きた大人には、勿論人の好みはあれど、多くの方に味わい深く楽しんで頂ける作品かと思います。お勧めです。

無口な元スナイパーがうらぶれた温泉宿で働く。綺麗なおかみさん。高倉健の昔の映画のようなノリで画力も劇画で素晴らしいですし、悪人をこらしめて爽快でもあるのですが、別の型がレビューに描いていらっしゃるように、どちらかというと男性向けでは？私も１チケなら続きを読みたいという感じです。

テレビを見て、今回、16巻制覇しました。元・殺し屋の源さんが、過去を隠して、苦悩しながら黙々と働く姿に、心を打たれた。ストーリーも毎回切れがよくスッキリしている。第二章を早く読みたい。

ドラマから入ったクチですが、オリジナルは流石！の面白さです。そもそものターゲットは一定年齢以上の男性（笑）でしょうが、生真面目にも程がある元殺し屋・源さんがあまりにもチャーミングです。番頭さんはキュートなじじいだし、トモヨ姐さんの男前っぷりも半端じゃありません。大好きなシリーズになりました。

温泉旅館に泊まりにいきたくなりました。(笑)面白かったです。

舞台となる椿屋の従業員達と、主人公の源さんとの人間模様が温かく爽快感があります。

最近のアングラものは派手なアクションばかり押し出しすぎてこういった渋すぎる内容は皆無になったように思えます。

主人公がカッコよすぎる。読み始めると止まらずについ読んでしまう

衛星放送で見てから原作を読んでみたいと思って一気に全巻読みました。素晴らしかったです

昔少しだけ読んだので最後だけ読みましたが、続編に続くと言う感じでした。殺し屋の顔がほとんどでません、基本手に人情ものののような感じです。