レビュー一覧

辺獄のシュベスタから竹良実さんのファンで全作品購入して楽しんでいます。今回の作品は数話完結ストーリー+長期的に対峙する大ボス/大きなミステリーが組み込んであるようで、1巻は読み応えがありとても楽しめました！早く続きが読みたいです。それと以前から素敵な絵柄でしたが、今回はゴチャゴチャ感が減って絵が一段と綺麗になっていました！数話完結ストーリー内に散りばめられる知識の数々、嫌味なく提示される社会問題や人間としての在り方への問題定義…というより、問題定義せずとも読者に色々と考えさせるようなお話の内容。やはり竹良さんの作品は好きだなーと思います。あと巻末にこの作品を描くことになった経緯が少し書かれているのですが、そこからもれるドラマ臭。笑　私はこの作者さん自身のストーリーを漫画か自叙伝で読みたいよ。と思ってしまいました。

Twitterでの試し読みからの購入です。しっかりした取材や調査をもとにした作品でサスペンス要素も深く濃く楽しめます。何より叶木先生の学問に対する大義や使命を持った向き合い方とその誠実さや真摯さに感動を覚えました。科学的手法の地道さを描いてくださったのは、理系出身者として恨み節すら乗り越えて嬉しい限りです。映像のように動きが見て取れる描写やコマ運びや、また見開きを上手に見せ場に使うなどの場面の描き方に長けた手法で魅せられ読ませられる、ストーリーだけでなく漫画という媒体を巧みに用いた素敵な作品です。キャラクターも癖がある分魅力的で、脇役もモブ扱いではないことも多く、遠藤先生などなかなか私の好みです。叶木先生と得意分野が違う久磨子秘書がタッグを組んで事件を解決し合うバディもの？と思っていたところ、１巻の最終場面があの不穏さ、続きがとても気になります！

この作者さんは本当に、どれだけのポテンシャルをお持ちなのか！　植物のお医者さんにスポットを当てるとは！　しかも、やっぱり一筋縄ではいかない展開。全く違うジャンルで同じ熱さ、深いテーマを持って作品に取り組んでると感じます。始まったばかりですが、最終巻まできっちり追いかけます！

2館まで読みました。設定やお話の内容は面白いと思います。ただ主人公とその助手のキャラ設定が親の顔より見たパターンなのと、助手が「先生の助手になってよかった」的なことを言ったかと思えば次のページでは「先生酷い！」となり、また数ページ後には「先生凄い！」となるのでその感情の起伏に着いて行けなかった。普通ならこういう奇人変人タイプの先生の助手ポジは読者に寄り添う常識人であることが多いと思うのですが。ただ、彼女も一筋縄では行かない裏がありそうなので、今後に期待したいです。絵は背景は良いが人物があまりうまくなく、また何故か主人公一人だけがやたらとデザインが古い。昭和が舞台の話なのかしら…と思ったが全くそんなことはなく。作者さんの好みなのでしょうか。全体的には(探偵モノ+植物病理学+ブラックジャック)÷3って感じです。

主人公を見るたびバンコラン…と思ってしまう年寄りです。

植物病理学という分野を全く知らなかっただけに勉強になりました。牧野博士もこういう人だったのかも。

面白かった～！読む漫画を色々検索してて偶然見つけました。何となくサンプルを読んでみたら続きが気になったのでポチり。正直、絵は少し昔感があって、ちょっと迷いました。でも購入して良かったです。1巻がすご～く続きが気になる終わり方で、次巻が待ち遠しいです。

絵が個人的に凄く好みで最高でした。色々勉強になったり、学ばされることもありました。

植物病理学。全くわからない。そんなもあったんだ。知らない世界で面白かった。

植物病理学というなかなかに珍しい学問、そして実際の農地における病害虫の退治 という他に例を見ないストーリーの舞台に感銘を受けた。なるほど「人類の摂取カロリーの約８割はたった１４種類の植物」に依存しているわけであり、これらの植物に病毒が広がったら、コロナウイルス禍とは比較にならないほどの災禍をもたらしそうな気がする。その点でも勉強になった。絵柄は華麗で細かい。