☆4.5 作家さんの「ふしだらで青い恋」は間違いないなぁ。直向きで小狡くって、咲人の自立心と嵐の依存心が絡みもつれて…can't help falling loveな青いふたりの滲ませる甘さが堪らない。“共依存”というよりは、共存するために自存を探るふたりの成長記のように感じました。嵐ママ心強い(パパも気になる)。君のために自分のために頑張れる恋っていいよね。咲人に嵐以外の交友関係があると思わなかったので、まっつんを認識するのに2秒かかりましたが、結果的には軽音部含め友達の存在がそれぞれ効いてました。文化祭のシーンがふたりの関係そのもので良かったな。今回印象的なシーンが多かった気がします。
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帯見た感じではどんなにドロドロな執着・共依存かなと思ったんですが、思ったほどではなくて、私としてはちょうどいい程度。無垢で病弱な受けにあれこれしちゃうんだけどいいところで自制が利いていてkanipanさんらしい幼馴染だなぁ。だからこそかな、普段共依存にはあまり共感しないのですが、本作は予想以上に二人それぞれの気持ちの膨れ上がりがリアルに迫ってきました。