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DETROIT: BECOME HUMAN −TOKYO STORIES−

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    もちろん漫画だけですっきり完結したお話ですが、もう一度、原作ゲームをやりたくなりました。ラストシーンに向けて、登場人物とストーリーが収束していく感じが懐かしかったです。

  • 2024-05-04
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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     アンドロイドが興す革命ではありますが、一方でアンドロイドに心が芽生えてゆくという変異を通して、人間らしさとは何かということを考えさせられる物語でした。「選択できること、それ自体が幸福なこと」という言葉が私の心にも刺さりました。年頃の女の子ならアイドルになれる道が与えられれば喜ぶものかもしれません。しかしそれが自分の選択ではない強制的なものであれば幸福へと繋がることはないのだと思いました。そしてまた、例えどのような存在であっても人として尊重し合うなら、その人が決断という重い選択を行った時、それは他人が介入して無理矢理正すというものではなく、できうる限り尊重されるべきことなのだと思いました。 余談ですが、どうやら原作となるゲームがあるようです。私はそれをやったことはありませんが、それでもこの物語を読んで楽しめるようにストーリーは構成されています。一昔前は「アンドロイドに意識が芽生えたら」というテーマはありきたりに感じるものでした。しかし最近のChatGPTのような人工知能の急速な発達と普及によって、ありきたりではなく身近なものという感覚になりつつあります。そのような今だからこそ一読の価値がある漫画だと思っています。同じ人間が産み出したものなのに、人間の子供が意識を持つことは当たり前なのに、一方のアンドロイドが意識を持つことには不自然さを感じてしまうのは何故だろうと考えていた時期がありました。アンドロイドを作る構成要素を原子レベルで人間に近付けてゆけばどこかでその違和感を感じなくなるのではないかと思っていました。ならば仮に意識を持った人間そっくりなアンドロイドが誕生したとしても、もはやそれは人と変わりがない存在に成りうると想像していました。この物語を読んだことによって、その様なアンドロイドと一緒に生活を営む時代がきても、それはあたりまえの変化なのだと受け入れられそうな気にさせてもらいました。