レビュー一覧

家族と愛情、自己不信と成長の物語です(*^^*)家族や住んでいた街に、訳の分からぬ怒りや苦悩をぶつけ、傷付け、利用し、アバズレと呼ばれた挙げ句に窃盗の罪をかぶりながらも、駆け落ち同然で街を飛び出した過去のヒロイン。あちこちを転々としながらイロイロな仕事をこなし、妊娠をキッカケに男と別れ、成長して帰郷したことから、このお話は始まりました(^-^; かつて愛し、初めての自分を捧げたヒーローとの再会。そして、苦しめた家族との再会。その中でも、仲の良かったハズの妹から浴びせられる、いくつもの不信と怒りと容赦のない言葉と態度。諸手を上げて包み込む母親の愛情と慈しみの籠った言葉と抱き締める両手。継父や兄の疑う様な眼差し。それでも、街を出た後に生まれた妹アニーが、心をなだめてくれ、自分勝手だった自分には当たり前の事だと、苦しくても再び飛び出す事をよしとせず、母親の為、妹の為、お腹の子供の為に堪える事を選びます(^-^)いつしかほぐれる廻りの態度と気持ち(^^)v子供の存在を隠して、妹の結婚式を終えた後に母親に事実を伝えるものの、その時にはすでにヒーローとの間は…(^-^;そんなこんなのお話ですf(^_^;とても自然な感じで、仕事や状況、それぞれの気持ちを上手く描いています(^-^)v 何回かの涙溢れる場面と、人の心の切なさと優しさに、気が付けば夢中で読んでいました(^.^) 最後には良かった、って感じですが、読後は優しい気持ちになれる、そんなお話です(*^^*)