レビュー一覧

何もかも捨てて、ついてゆけたら良いのに。そんな恋心をかましてしてます

漫画家さん買いです。絵がステキですが、内容があまりに悪役が悪役過ぎてヒーロー、ヒロインが霞んでしまった…ラブストーリーよりも権力闘争の部分が印象強すぎで、ヒロインがあまりに可哀想でした。

最終ページにあるように小説版邦題は『罪深き修道女』で、藤田和子先生がコミック化された『ハイランドの野獣』に続くシリーズ2作目です。今作ヒーローのルーリクは前作ではハゲに描かれていましたが、今作では髪が生えています(苦笑)。コミック版の内容ですが、ページ数の都合もあってキャラやエピソードの数は減らされていますが、主人公たちや悪役のキャラはほぼ原作通りなので、そこは良かったです。ただ原作もそうですが、悪役の最期が呆気なくて、そこはもうちょっと引っ張ってほしかったな、とは思いました。まあ、ページ数の問題がありますけどね。それから、出来ればルーリクの母親も原作通り最後に素性を明かして出してほしかったです。あと、このシリーズは3作目の『禁断の花嫁』もどなたかコミック化していただきたいです。

本当に罪深いヒロインです。ヒーローの義兄がサイコパスすぎて怖かったです。