レビュー一覧

BLを読める方は読むべき。義理の親子関係というシュチュエーションがこれほどにうまく調理された感動作はありません。

すごく良かったです。登場人物それぞれがすごくせつなくて。黒田、ダメな奴なんだけど許せないんだけど彼もせつない。この作品で山中ヒコさんを知りましたが読んで良かった〜〜〜と思える作品です。

「初恋の70%は…」がとても良かったのでこの作品もレンタルしてみましたが本当に買って良かった。悲しいシーンもあるんですが克哉の透に対しての真っ直ぐな想いに心を打たれました。気付いたら涙が流れて止まりませんでした。克哉が透の身長を追い越した時の喜び様が本当に可愛くて。「柔道は透からの逃げ道だった」ってヤバくないですか？！透も透でフニャフニャしてるだけかと思いきや芯の強い部分を持っていたりして、もう読みながら泣いたり萌えたり忙しかったです。黒田にはヒヤヒヤしましたがハッピーエンドで良かった…。借りて損はないと思うので迷っている方もぜひぜひ。

ストーリーがとても上手くまとまっていて、読み応えがあり、久しぶりに泣けました。特に、２巻で克哉が泣いている透を抱きしめるシーンで号泣しました。（ここいいですよね！！）別れた後バスに乗っている間、今までの透との幸せだった日々を思い出しているうちに我慢できずバスから降りる→透が泣いている→透がしゃべり終わる前にぎゅっと抱きしめる。。。！！このシーンだいすきです。。。（涙）黒田の過去を読んだら、黒田にも幸せになって欲しかった。透の事が本気で好きだったんだな〜〜。加害者だけど、被害者だったんだな。Ｈは少ないけど、もともと絵が癒し系なので、入れすぎないで逆によかったと思います。この作品は山中ヒコ作品の中で一番好きです。是非読んでください！！！

「初恋の70％は」もそうですが、男の子のやるせない表情とその心の動き（葛藤）を表現するのが上手な作家さんだと思います。「喪失から再生への物語」という感じで、一貫して切なさが漂っています。（Ｈシーンは本編ではほとんど出てきません。念のため…）養子として育ててくれた義父を恋愛対象として見てしまう主人公、そしてその義父はもしかすると自分の母親を殺した男かもしれない…というかなりヘビーな設定にも関わらず、読み終わった後にはほんわか温かいものが残ります。

本編もすごく切なくておもしろかったけど、黒田の話がものすごくツボでした。。。なにも起こらずに幸せに暮らせたパラレルワールドを想像せずにはいられない…( ; ; )

久々にBLで泣けた・・・(´；ω；｀)　これはコミック買わねば！！！

最近当たり作品に出会いすぎてるせいか、レビュー読んで期待しすぎたせいか・・・泣けませんでした。克哉の思い、透の思い、は切ないです。幼少期を振り返るコマの入れ方も上手い。絵も好き(特に克哉)。だけども話に詰め込み感がありますね。それだけで透が犯人じゃないかと疑うかなぁ、とか。その割に身体を繋げるようになってからは変に間伸び。ラストもっとガッツリ克哉が幸せ顔の、甘いのが読みたかったです。不満はあれど、決して駄作ではありません。★3寄りの4。

作者買いです。嫁とりがよかったので、思わずこちらも手に取ってみました！１巻ということで、進展はほとんどないだろうと予測してましたが、克哉の言葉に出来ない恋心や衝動が描かれており、それだけでキューンとなります。母親の死に透が関係していることで、ただの恋愛話で終わらせない予感が。（そうであってホシイ）こちらの作者さん、嫁とりでも思いましたが、横顔が半端ない色気を出して魅せてきます。★４つとしましたが、本当は3.8くらい。。１巻では透がドジすぎて少しぱっとしないところ、でも、幼少時代は切なくて良かったり、エロが少なくてもの足りなかったり、、という感情を総評し、２巻での進展を期待して約★４デス。

高評価なのを下げて悪いんですが、基本的にこの作家さんの作風は私に合わないんでしょうね。好きな作品もあるのですが、ストーリーに納得できなくてストレスのたまる作品の方が多いです。なんだか話の内容が二人だけが良いならそれでいいじゃないというようなものが多い気がします。私は脇役とかの存在も気になるタイプなので、この作品の場合は母親は浮かばれないな…と思ってしまいました。自分で育てたかっただろうに大事な息子を犯人の手で育てられ、挙句息子は犯人に恋して結局まとまる…。う〜ん、もう借りないのが一番なんでしょうね。