レビュー一覧

とても良かったです。嶋二さんの色っぽい絵と独特の世界観が好きです。少し切なくて重いお話ですが、心が温かくなりました。まずは期限付きで借りることをオススメします。

全体的にかなりダークで、エッチシーンもそんなにリアルな感じじゃない。私はダーク系の話はかなり(いや、むしろ一番)好きだが、これはだめでした。。攻めのメンズが精神的にちょっとおかしいです。はっきり言って寒気しました。ただ、イラストはとても美しいので、イラスト重視で選ばれる方にはいいかも。

この作家さんは、作家買いするほど好きな方なのですが、買って損なし、今回もすごく面白かったです。重たいというより、私は中高生の切ない悩みというか苦しさが好きなので、これくらいがちょうど良いと思います。むしろこの方は、そういう話が抜群にうまいと思います。すれ違う男同士の、しかも恋愛だけじゃなく家庭や世間体を考えたすれ違いを描かせたらすごい。間違いなく☆５つです。

暗い・重いとのレビューがありますが、個人的にはさほど重くありません。多分、受けの子は、中学の時から攻めが好きだったのでしょう。だから傍にいてくれるだけで良かったのに、彼は逃げた。初恋と友情という、唯一自分らしくいれる場所を彼は失った。だから、嫌いにならなければ自分の気持ちを守れなかったのかなって思います。斑目ひろさんのscarletや、ヨネダさんの囀る鳥が読める方なら余裕だと思います。あっちに比べたら全然素直で可愛いお話でしたよ♪最後の、受けが絞り出した言葉にはキュンときました！ただ、攻めの子の心理描写がもうちょっと深かったら良かったなーってことで★4つで。

【同級生×同級生】表紙の二人でまるっと一冊構成。中学時代少しだけ仲の良かった二人が高校で再会し、数年ぶりに言葉を交わす。昔に戻っていったかのような二人だったが…というストーリーです。正直、受けの子の「ある動機」はそこまでする？その方法しかなかったの？と理解不能でしたが、それだけ攻めが心の中で重要で、傷つき続けていたのかな…と今は思います。あまりくくりたくありませんが、これも一種のヤンデレでしょうか。そんな受けの、ときほぐれていく表情や心の終盤シーンは個人的にツボでした。作品の雰囲気も壊さないため？の配慮かもしれませんが、個人的にほっこりする後日譚が欲しかったです。

めちゃくちゃツボでした。さすが嶋二さん。

暗い、重いというレビューにビビリながら読んだのですが、ビビったほど暗くはなかったです。嫌な終わり方ではないですし。あと、攻めの人が精神的にあれだというレビューがありますが、どちらかというと受けの人の方では…。実際は彼もただの寂しい子供なのですが。暗いというより、私は三津谷くんが何考えてるかわからなくて怖い…でもそこがミステリアスで色っぽい…と思いました。三津谷くんが気になって、怖いけど知りたい、という主人公の気持ちに共感できて、キュンとしました。

同級生ものが好物なので購入しました。くっついたり離れたりしながら距離を縮める感じが好きでドキドキしました。ただ、受けの家庭事情をからめて仲違いさせるなら、話の終わりはエロして仲直り解決じゃ単純すぎです。進路決めるとか、後日談くらいいれてくれたら満足するのにな。設定を放置しっぱなしで無駄に暗いので星−1です。

なるほど、いろんなレビューがあるんですね。いろんな解釈があるっていう作品もいいと思います。私は攻めの気持ちも受けの気持ちもすごく納得できます。阿部は当時まだすごく子供ですから、どう接して良いのかわからなかったのも当然。少し大人になった阿部は誠実そのものじゃないですか。片や阿部だけが救いだったのに見捨てられたと思った三津谷。復讐に囚われながらも、どこかに残っていた阿部に対する思いが今の阿部との交流で微かに再燃し、阿部の誠実さに氷が溶かされていったのでしょう。彼もそんなに悪い子じゃないし病んでもいない。現実にはこういうものだよなって思います。二人の成長と思うと温かい気持ちになります。

すみません。この終わり方はないわ。個人的に尻切れ感満載で、不満すぎる。なので、星3つ。『普通』認定。途中はすごく良かったのに。まぁ、ある意味ハッピーエンドなのかな？もっと分かりやすくハッピーな終わり方が、好みです。