レビュー一覧

素晴らしいです！！特に代表作。藍染職人というまたマニアックな設定ですがそれがすごく生きています。えすとえむさんにしか描けない独特な世界。緻密に構成された内容と細部まで丁寧に描かれたリアルで美しい絵、言葉の選び方、良い意味でひどく人間くさいキャラの表情や仕草。これが漫画なのかと度肝を抜かれます。好き嫌いの感情だけで動けない大人の恋愛の切なさやるせなさをひしひしと感じ、胸が締め付けられました。大人の稀に見せる感情の起伏。それがもう堪りません。改めてえすとえむ作品の凄さを感じます。

丁寧に描かれた人間ドラマです。「藍染め」の世界を知らなくてもすんなり読めます。絵柄のせいか、静かに淡々と話しが進んでるように感じられますが、再度読むと「結構情熱的」な行動が見えてきます。最後の10Pほどの短編が後日談であって欲しかったのでー1で^ - ^

作者さん買いです。職人という設定がよくきいてますね。血よりも濃いいという絆が感じられて、二人が納得して行く感じがいいです。

この作家さんは初めて読みました。絵柄は好みではないですが、藍染職人、伝統工芸という世界にはあっていると思います。しっとりしたお話ですが、BLではないような。

ごちゃごちゃしてなくて、読みやすかったです。ストーリーは明るくはないけれど、静かに話がながれていく感じが好きでした。

評価に迷いましたが、深くて、切ない、しんどい系のストーリーが好きなので★4にしました。欲を言うなら表題作の2人でもうちょっと読みたかったです。でも、短編2話も深くて好きでした。表題作は藍染職人で義兄弟の話でしたが、藍になぞった表現が凄く素敵でした。「1ミリもズレちゃいけない」に苦しさが伝わって来ます。藍を同音異語に置き換えた描写もこちらのツボを突いてくれました。この二人、今、幸せだといいなぁ。

5寄りの☆４。藍染職人の義兄弟のお話。静かな緊張感のなか紡がれ時に溢れるギリギリの恋情。読み終わり表紙絵を見返すと、二人の境目が混じり合いわからなくなっている美しい藍色に意味が見える。読み返すたびに味わい深くなる和テイストな良作。表題作だけでその後まで描いて欲しかった。

社会人。義兄弟。きゃぴきゃぴしてない。と私の好きな設定でしたが、あまり面白いと思えず…正直に☆2です。しっとりとして独特な雰囲気は素敵ですが、好みがわかれるかと思います。

えすとえむ先生の作品を初めて読みました。登場人物の描かれ方が繊細で、生業、家族関係、そして彼らの名前までもが、細かなピースとなって、作品を構成しているように感じました。他の作品も是非読んでみようと思いました。表題作とそれとは異なる短編が収録されています。

表題作と、短編2作です。一冊のほとんどは表題作です。この方の作品は、絵がちょっと苦手だったので今回初めて期限付きでのレンタルです。訳ありで血の繋がらない2人が兄弟となり…話はなかなか良かったけど、今ひとつ私にはなぜかそこまでハマらなかったです。でも、感情の描写や淡々とした感じはなかなか良かったです。