レビュー一覧

お互い惹かれ合ってのスピード婚とそれにまつわるすれ違いのお話。ヒーローが割といい感じの性格なので（ヒロインとの離婚回避につい嘘を言って脅迫してしまいますが）私は好きです。【p.52以降のネタバレ】実家に帰って来たら夫に待ち伏せされていたでござる。ついでにパパんが心臓発作で入院中と発覚。離婚したいけど、夫は今までとは違う別の農場を買い取りパパんとママんに貸していた。家も新しくなるって…。今のパパんにストレスをかけるのは厳禁。わかったわ、あなたの言う通りにする。とにかく子供さえできなければいいのよ…子供ができたら奪われるわ。だけど家に帰ったら、まーた小姑×2の嫌味攻撃、夫は幼馴染みの小姑が好きなくせに、もう嫌だわ！新婚旅行で来た孤島ではお金目当てだけでなく色情狂だと誤解されてて、迫る夫から何とか逃げ出したけど、暑さで木陰でダウンしてしまったの。夫が助けてくれたけど、往診に来た医者から私が妊娠してるって聞かされて驚いたわ。夫は無理に迫ろうとしたことを謝ってくれたけど、もう以前の夫ではないの…だって、小姑×2が言ってたことが頭から離れないんだもの。でも…実家に電話をかけたら、実は新しい農場はパパんとママん名義で夫が買い取ってくれていたものだとわかって…私が妊娠したことも喜んでくれて。私、もしかして誤解してたのかしら。もう少し歩み寄ってみようかしら。それから、夫とピクニックランチをして…ディナーを一緒にして。夫の気持ちを知ることができた。夫は全て私を優先して考えてくれている。仲直りしたわ。そうそう、驚いたんだけど、あの小姑子供が嫌いだからできなくてもへっちゃらなんですってね。だったら夫は小姑に私の子供を彼女に預けないと思うわ。例え彼女のことを愛していても…私が彼女のことを忘れさせてあげられるかも。そう思っていた後日、家にあの小姑から電話来て夫は行ってしまった…止めたけど無駄だった。私はお腹が痛くなって入院、夫は2日後に来たわ。もうイギリスに帰ろう。我慢することなんてないわ。この子だけは渡さない。お見舞いに来た夫に私はありったけの感情をぶつけて、夫に離婚したい理由も話したわ。私がどんなに辛い目にあっていたのか！そうしたら夫は真摯に謝ってくれて、なんと、小姑を家から追い出したんですって！もう一人の…薬物中毒の小姑とも距離を置いたって。これでようやく、私、幸せになれたの！

ヒロインに一目惚れしたヒーローからの突然のプロポーズを受けて結婚したものの、ギリシャのお屋敷には身分違いだとネチネチいびる叔母がいて、幼馴染のイリニのウソに翻弄されたうえに電話で「愛してる」と言うのを聞き家を出ちゃうヒロイン。自分には一度も言ってくれてなのにイリニにはと思ったらショックだったろうなぁ〜。ヒーローはヒロインに戻って欲しいが故にヒロインの両親に買ってあげた牧場なのに貸してると嘘をつき、戻ってこないなら家族が路頭に迷うと脅すのはどうかと思う。戻ったらまた2人がいるし。しかもイリニと仲良くしろなんて無神経にも程がある。妊娠したヒロインを置いてイリニの所に駆けつけようとした時にあんな言い方は無いでしょ！ヒーローの無神経さに星を減らしました。

絵が少女漫画っぽくて、ゴージャスな感じがあまりしませんでした。ヒーロー、とっても善人なんだけど、肝心なヒロインに伝わっていません。しかも、家族が大切だとは分かるんですが、事情があるとはいえ、ヒロインよりも優先させているように見えました。いとこの事は、その親に責任があり、知る権利があるのに。結婚して新しい土地で言葉が通じない人達に囲まれている新婚の妻に対する気遣いが足りない。流産したらどうするつもりだったの？最後はやっと行動したから、ギリギリ☆3つです。

庭園の設計をしていたヒロイン、すごいなと思ったのに、結婚した後は夫の愛を疑って子供は渡さないと独り相撲するだけの女になってしまいました。いきなり離婚を言い出す前に、話し合って事実確認しなよ…。絵も好きになれません。

何と言うかHQ あるあるですが、結婚はいつでもできる。その前に目指す夫婦生活の方向性、家族や伝統、国や身分による価値観の違いをきちんと話し合っておこうよ。愛し合う以前に、会話によるコミュニティーが足りなさすぎる。

ラテン系のヒーローにはよくありますが、家族が大事といって妻以外を大事にしすぎてちょっとイラッとしますね。もっときちんと話し合おうよ、と突っ込みながらもストーリーも絵もよいので、☆３つです。

絵がイマイチ好みじゃありませんでした。ストーリーはよくある展開かな。

なんか罠に落ちたというよりは、単に意地悪な叔母さんと幼なじみにいじめられたような。なんか、何も知らないヒーローが、気の毒に思えました。

ヒーローがろくでもないけどヒロインが幸せなら良かったと思います？

自分のテリトリーに連れてきておきながらヒロインを守れないヒーローで残念。