レビュー一覧

大好きな作品です。義妹のリサと元彼のジェイソンは道徳観念のないどうしようもない人種ですが、主人公のレベッカとグレイはとてもしっかりした道徳観念を持っていてピッタリなカップルだと思いました。きっと出会った時から魅かれていたはずのレベッカに対しても、傷心の彼女を気遣い紳士的な態度で接するグレイは素敵です。幸せな気持ちになりたい時に何度も読み返します。絵も綺麗で好みでした。

　この作品のヒーローは基本的にポーカーフェイスなので、初めて読むと、もっとデレて欲しくて、ちょっと気に入らないのですが、後からジワジワそのポーカーフェイスの良さが感じられてくるという、不思議な読後感があります。　他レビューでは老け顔認定されそうなヒロイン（でも、外国の娘はみな老けている…）が、婚約者を身勝手な妹にとられて傷心でいるところに、ヒーローがやって来て訳知り顔で話を聞いてきます。親身になって話を聞いてくれる彼と、成り行きで行動を共にしているうちに、裏切られたショックから立ち直り、前向きな気持ちになれたヒロイン。大人の魅力を持つヒーローに次第に惹かれていきますが、彼にはヒロインに明かしていない正体があって…というお話です。　婚約者と破局して、ヒーローに惹かれるまでの時間がとても短いことが、お話をHQらしいドラマティックなものにしていると感じました。一つの関係が壊れると、なかなか新たな関係を築く気持ちにならないものですが、このヒーローはうまくのヒロインの気持ちを引き出して、まんまと良い仲になります。案外、プレイボーイなのではないかとその手管に感嘆しました。（日本にはいないタイプです。笑）　愛に対する考えは様々です。愛をお金で買えると思っている人もいますし、愛自体を信じない人もいます。どんな考えであれ、一緒に生きる相手とは共通の愛の認識を持っていた方がより幸せですし、そういう相手と巡り会えた人は幸運と言えるのでしょう。　ベンチに座ったヒロインの元にシャンパン片手にやって来るヒーローという、二人の出会いのシーンが印象的な一冊です。

予想通りに進むお話です。それなりにすんなりと読めるのですが、読んだ後に何かが違うと思いました。ヒロインが設定よりも老けてみえるのです。たぶん、ヒロインは普通の若い適齢期のお嬢さんだと思うですが、絵は高校生の子供がいてもおかしくないほど貫禄がある。ヒロインに若さが感じられないのでベッドシーンのエピソードにもびっくり。その時初めてこのヒロインはそれなりの若さなのかしら？と思いました。絵が若い魅力的な女性だったらもっと楽しめるHQになったと思います。

安定の画力で安心して読んでいられます。ヒロインが老けすぎという感想もあるようですが、良家のお嬢さんならあんな感じ。実際にはお父さんの亡くなった時の年齢から20代前半か中程くらいと思われます。もと婚約者も妹も酷すぎて話になりませんが、結果的にヒーローに巡り会えて良かったです。あんな人達とはもう関わらない方が良いでしょう。でも怖い叔父さんとしてはそういうわけにいかないのかな？

ヒーローとヒロインの出会い方が自然で好きです。ヒロインが誠実で有能な女性で好感が持てました。他の方も書かれてますが、ベンチに座ったヒロインのもとにシャンペンを持ったヒーローが歩いていく絵が印象的で好きです。ヒーローの表情が読みにくいのですが、それが丁度良いのかも知れません。お似合いの二人だと思いました。

最初に読んだときは話の展開にうまく付いていけず、あれあれという間に終わりました。話題の「怖いおじさん」の正体が誰か知ってから、あらためて読み返してみて「ああ、なるほど」と理解できました。

現代版の大人のシンデレラストーリーという感じで とても素敵でした。ヒロインの周りの人達のクソっぷりにかなりイラッと来ましたがラストのハッピーエンドに、ハーレクイーンなので分かってはいますがほっとしました。黒田先生のセクシーで大人っぽい絵柄もお話に合っていて良かったです。

多分そうなのかなーと読み進むとやはりそうでした。女にだらしないフィアンセは策士な義妹がお似合いです。

ヒロインの親族がとても酷い人達で可哀想でした

ヒロインが誤った結婚をしなくて良かったです。あのままだったら、ヒロインの人生は悲惨でしたね。このお話は、最初から最後までヒーロー、ヒロインがずっと一緒に居るので、ヒーローの思い込みが解けて、ヒロインに惹かれて行くのが分かりやすかったように感じました。ヒーローのちょっとした表情とか。ヒーローのヒロインへの愛情の強さが凄い！。ヒロインに相談なく、ヒロイン実家をプレゼントなんて（笑）。